| 企業名 | 三菱化工機株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kakoki.co.jp/ |
| 業種 | 機械 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 3956.0 |
| 所在地 | 川崎市川崎区大川町２番１号 |
企業概要
当社グループは、当社、子会社6社及び関連会社2社により構成されており、エンジニアリング事業、単体機械事業の2事業を主たる事業としております。
各事業の内容と状況
エンジニアリング事業では、都市ガス・石油関連プラント、各種化学工業用プラント、水素製造装置、下水処理装置、産業排水処理装置、各種水処理装置等を提供しています。この分野では、水素関連市場の成長や環境への配慮により多くの需要が見込まれています。
単体機械事業では、油清浄機、船舶環境規制対応機器、各種分離機・ろ過機、海水取水用除塵設備、攪拌機等を提供しています。特に造船業界及び海運業界の復調に伴い、油清浄機の需要は堅調に推移しています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) |
|---|---|
| エンジニアリング事業 | 495 |
| 単体機械事業 | 295 |
| 全社(共通) | 154 |
| 合計 | 944 |
| 従業員数(人) | 平均年齢(才) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|
| 625 | 45.9 | 16.4 | 7,291,292 |
関連企業
以下は当社の主要な関連企業です。
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合(％) | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 三菱化工機アドバンス㈱ | 川崎市川崎区 | 320（百万円） | エンジニアリング事業・単体機械事業 | 100 | 当社製品の機器製作・設計・建設・据付業務 |
業績
| 決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 38,179 | 45,062 | 48,753 | 45,438 | 44,590 |
| 経常利益 (百万円) | 1,267 | 2,412 | 2,939 | 3,230 | 2,859 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 1,110 | 1,860 | 2,511 | 2,547 | 3,043 |
| 包括利益 (百万円) | 274 | △206 | 4,489 | 2,518 | 3,543 |
| 純資産額 (百万円) | 22,326 | 21,259 | 25,286 | 27,307 | 30,325 |
各指標の増減について
売上高や経常利益、純利益は全体的に増加傾向にありますが、一部の年で包括利益が減少している点には注意が必要です。一方で、純資産額や総資産額も着実に増加しています。
リスクについて
当社グループに特有のリスクとしては、以下の点が挙げられます。
- 経済情勢: 主要顧客業界の影響を受けやすい。
- 価格競争: 競合他社との価格競争が激化する可能性がある。
- 資材調達コスト: 資材価格の急激な変動により利益に影響が出る可能性がある。
- 安全・品質問題: 製品欠陥や工事現場での事故が発生した場合のリスク。
- 海外取引先の選定・管理: 不良品や納期遅延などのリスク。特に新型コロナウイルスの影響が長期化するとリスクが高まる。
まとめ
当社グループはエンジニアリング事業と単体機械事業を中心に着実に成長しており、経営戦略としても水素関連や環境事業に注力しています。現時点では業績は堅調に推移していると言えるでしょう。しかし、価格競争や資材調達コストの変動などのリスク要因には注目が必要です。また、長期的な視点では脱炭素社会への対応や新規事業の創出が鍵となります。
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