2023-06-29有価証券報告書 ドリームベッド株式会社

企業名 ドリームベッド株式会社
URL https://www.dreambed.jp/
業種 その他製品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 205.0
所在地 広島市西区己斐本町三丁目12番39号






有価証券報告書の解説 – 投資初心者向け


企業概要

当社は、マットレス、ベッドフレーム、ソファ、寝装品(枕・布団類)等のデザイン開発、製造、販売を主たる事業としております。自社ブランド製品と海外提携ブランド製品を自社工場及び協力工場で製造して、「家具販売店向け」と「商業施設向け」を主要な販売チャネルとして営業展開をしております。また、複数の工場を持ち、品質の高い製品を提供するために努めています。

各事業の内容と状況

当社の事業には「家具販売店向け」「商業施設向け」「ショップ/ショールーム」「ハウスメーカー向け」「その他」があります。

家具販売店向け: 全国の家具販売店に対して販売し、長年の取引を持つ家具販売店との信頼関係を深めています。

商業施設向け: 全国のホテル等の宿泊施設へ直接販売しています。大型ホテルから小規模ホテルまで、顧客のニーズに対応しています。

ショップ/ショールーム: 東京都、大阪府、福岡県に展開し、来店した一般消費者に直接販売を行っています。

ハウスメーカー向け: ハウスメーカーが主催した催事にて、一般消費者に販売しています。

その他: ベッド製造メーカー向けのOEM商品の販売及びウォーターベッドの設置料やアフターメンテナンス等を行っています。

従業員について

2023年3月31日現在での従業員の状況は以下の通りです。

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
371 (173) 39.2 12.1 4,328,104

業績

指標 当期実績 (千円) 前年同期比 (%)
売上高 9,835,281 4.0
営業利益 427,180 -34.1
経常利益 459,181 -32.0
当期純利益 442,133 -0.9

各指標の増減について

売上高は4.0%増加しましたが、営業利益と経常利益はそれぞれ34.1%と32.0%減少しました。当期純利益は0.9%減少しました。これは、原材料費の高騰や設備投資によるコスト増加などが原因です。

リスクについて

当社のリスクには以下の点があります。

  • 国内景気および個人消費の動向: 景気や個人消費の影響を受けやすい。
  • 競争激化: 家具・インテリア業界での競争が激化しています。
  • ホテル業界の動向: ホテル業界の需要が業績に影響を与える可能性があります。
  • ライセンス契約: 提携ブランドとのライセンス契約が業績に重大な影響を与えることがあります。
  • 製品品質: 品質問題が発生した場合のリコールやブランド価値の毀損。
  • 原材料等の調達: 原材料の価格高騰や供給遅延のリスクがあります。
  • 為替リスク: 海外調達による為替リスクがあります。

まとめ

当社は、安定した販売チャネルを持ち、多様な顧客ニーズに応える製品ラインを展開しています。今期の業績は売上高が増加したものの、原材料費の高騰や設備投資によるコスト増加により利益が減少しました。今後の市場環境の好転が期待されることから、さらなる成長が見込まれます。ただし、競争激化やライセンス契約のリスクなどに注意が必要です。


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