| 企業名 | スタンレー電気株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.stanley.co.jp/ |
| 業種 | 電気機器 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 30514.0 |
| 所在地 | 目黒区中目黒２丁目９番１３号 |
企業概要
この企業は、自動車機器製品、コンポーネンツ製品、電子応用製品の製造販売を主な事業とし、グローバルに事業展開を行っています。国内外に多くの関連企業を持ち、例えば、アジア、米州、欧州などで製造販売活動を行っています。
各事業の内容と状況
自動車機器製品は、主に自動車用照明製品で構成されています。市場の動向は、2023年には自動車生産台数及び二輪車生産台数が増加し、売上高は3,479億円、営業利益は197億円となりました。
コンポーネンツ製品は、主に電子デバイス製品で、車載市場及びLED照明市場で需要が増加しました。売上高は470億円、一方で営業利益は51億円と減少しました。
電子応用製品事業は、主に液晶用バックライトなどで構成され、PC・タブレット市場の減少にもかかわらず、操作パネルなどで需要がありました。売上高は1,105億円、営業利益は106億円となりました。
従業員について
| 部門 | 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|---|
| 自動車機器事業 | 1,909 | 40.8 | 15.8 | 5,978 |
| コンポーネンツ事業 | 373 | |||
| 電子応用製品事業 | 339 | |||
| 全社 | 1,198 |
当社の労働組合は、連合・JAM加盟スタンレー電気労働組合(組合員数3,272名)などがあり、労使関係は概ね良好です。
関連企業
自動車機器製品の分野では、Stanley Electric U.S. Co., Inc. (米国)、Vietnam Stanley Electric Co., Ltd. (ベトナム)などの関連企業があります。
コンポーネンツ製品の分野では、HexaTech, Inc. (米国)、蘇州斯坦雷電気有限公司(中国)などが関連企業として挙げられます。
業績
| 指標 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 382,561 | 437,790 | 14.4 |
| 経常利益 (百万円) | 36,714 | 44,872 | 22.2 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 21,445 | 26,496 | 23.6 |
| 包括利益 (百万円) | 56,971 | 45,412 | -20.3 |
| 純資産額 (百万円) | 488,962 | 536,128 | 9.6 |
| 総資産額 (百万円) | 585,382 | 629,611 | 7.6 |
各指標の増減について
売上高は、自動車生産台数の増加及び査変の影響で約14.4%増加しました。経常利益は、自動車生産台数の増加と久々部の高騰による収益性の向上により22.2%増加しました。一方、包括利益は為替の影響等で20.3%減少しました。
リスクについて
この企業に特有のリスクとして以下の点が挙げられます:
- 為替リスク: 米ドルやユーロなどの為替相場変動が業績に影響を及ぼす可能性がある。
- 原材料価格の変動リスク: 樹脂材料の供給不足や価格高騰がコストに影響を及ぼす可能性がある。
- 競争環境: 他社との激しい競争により、市場シェアが減少する可能性がある。
- 法的リスク: 知的財産権に関する訴訟や規制当局の措置による影響を受ける可能性がある。
まとめ
この企業の業績は、自動車生産台数の増加や新規事業の拡大により増収増益となっております。特に経常利益や純利益の増加などはポジティブな指標です。一方で、原材料価格の変動や競争環境の厳しさ、法的リスクなど多くのリスクも内在しています。これらを踏まえ、短・中期的には好調ですが、長期的な視点では注意が必要です。
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