| 企業名 | エンシュウ株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.enshu.co.jp/ja/ |
| 業種 | 機械 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 4640.0 |
| 所在地 | 浜松市南区高塚町４８８８番地 |
企業概要
当社グループは、子会社10社で構成され、工作機械の製造販売並びに輸送機器部品の受託加工を主たる業務として行っています。また、不動産賃貸事業も展開しており、各事業は工作機械関連事業、部品加工関連事業、その他の事業セグメントに分かれています。
各事業の内容と状況
工作機械関連事業
工作機械関連事業では、当社および海外子会社で製造、販売、サポートを行っています。主な子会社としてアメリカのENSHU(USA)CORPORATIONやタイのENSHU(Thailand)Limitedなどがあります。
部品加工関連事業
部品加工関連事業では、当社およびベトナムのENSHU VIETNAM Co.,Ltd.で二輪車や四輪車のエンジン、駆動部品の受託加工を行っています。
その他の事業
不動産賃貸事業も展開しており、安定的な賃貸収入を得ています。
従業員について
2023年3月31日現在の従業員数は以下の通りです。
連結会社の状況
| セグメントの名称 | 従業員数(名) |
|---|---|
| 工作機械関連事業 | 529 |
| 部品加工関連事業 | 433 |
| 全社(共通) | 63 |
| 合計 | 1025 |
提出会社の状況
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 698 | 44.02 | 19.79 | 5525 |
関連企業
主要な関連企業として、以下の子会社があります。
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 |
|---|---|---|---|
| ENSHU(USA)CORPORATION | 米国 イリノイ州 | 2302 千米ドル | 工作機械の販売・保守サービス |
| ENSHU(Thailand)Limited | タイ バンコク | 20600 千バーツ | 工作機械の販売・保守サービス |
| ENSHU VIETNAM Co.,Ltd. | ベトナム バクニン | 11460 千米ドル | 部品加工関連事業 |
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上高 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | 純資産額 (百万円) | 総資産額 (百万円) | 1株当たり純資産額 (円) | 自己資本比率 (％) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 151期 | 2019年3月 | 30747 | 2266 | 1616 | 1492 | 8605 | 34995 | 1364.45 | 24.6 |
| 152期 | 2020年3月 | 27125 | 1742 | 1355 | 1263 | 9804 | 35780 | 1554.80 | 27.4 |
| 153期 | 2021年3月 | 22120 | 424 | 250 | 266 | 10007 | 32996 | 1587.07 | 30.3 |
| 154期 | 2022年3月 | 23904 | 638 | 370 | 774 | 10705 | 33970 | 1697.85 | 31.5 |
| 155期 | 2023年3月 | 24813 | △39 | △104 | 739 | 11362 | 34168 | 1802.26 | 33.3 |
各指標の増減について
当期（2023年3月）の売上高は24,813百万円、前年比3.8%の増加となりました。一方、経常損失は39百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は104百万円と前年の黒字から赤字に転落しました。
この業績悪化の主な要因は、工作機械事業の新規開発および展示会出展による経費増加と、部品加工事業におけるエネルギーコストの高騰です。
リスクについて
当企業には特筆すべきいくつかのリスク要因があります。
市場動向によるリスク
自動車業界の電動化やCASE革命に対応するための投資リスクが大きく、特に景気の変動や主要顧客の設備投資の縮小が直接的な影響を与えます。
特定取引先への依存リスク
ヤマハ発動機株式会社への依存度が高く、同社の事業方針が当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。
為替レートの変動リスク
海外売上高比率が高く、為替レートの変動リスクを持っておりますので、円高や円安の影響を受けやすいです。
まとめ
当企業の現状は一定の増収を見込む一方で、利益面では大幅に落ち込んでおります。しかし、中期経営計画を着実に進めて市場拡大や競争力強化の施策に取り組むことで、将来的には業績の改善が期待されます。今後はリスクを適切に管理しつつ、持続可能な発展を目指していくものと考えます。
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