企業名 | 飯野海運株式会社 |
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URL | https://www.iino.co.jp/ |
業種 | 海運業 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 13092.0 |
所在地 | 千代田区内幸町二丁目1番1号 |
企業概要
飯野海運株式会社は、外航海運業、内航・近海海運業、不動産業の事業を展開しており、65の連結子会社と8つの持分法適用会社を含む企業グループを形成しています。
各事業の内容と状況
外航海運業: 世界中を航行し、原油、石油化学製品、液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)などを輸送。
内航・近海海運業: 国内および近海地域での液化ガスの輸送を担当。
不動産業: 都心部のオフィスビルの管理運営および賃貸、フォトスタジオの運営。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
---|---|
外航海運業 | 243 |
内航・近海海運業 | 210 |
不動産業 | 154 |
全社(共通) | 62 |
合計 | 669 |
平均年齢: 37.9歳
平均勤続年数: 13年
平均年間給与: 1143.3万円
関連企業
主な関連企業として、外航海運業セグメントにおけるイイノエンタープライズ株式会社やAZALEA TRANSPORT S.A.、不動産業セグメントにおけるイイノ・メディアプロ株式会社などがあります。
業績
年度 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 包括利益(百万円) | 自己資本比率(%) |
---|---|---|---|---|---|
2019年3月 | 84,843 | 4,701 | 4,685 | 4,814 | 32.8 |
2020年3月 | 89,179 | 3,455 | 3,788 | 1,939 | 31.7 |
2021年3月 | 88,916 | 6,810 | 7,655 | 7,782 | 32.5 |
2022年3月 | 104,100 | 9,431 | 12,526 | 14,460 | 36.9 |
2023年3月 | 141,324 | 20,677 | 22,681 | 24,860 | 41.7 |
各指標の増減について
売上高は前年比で35.8%増、経常利益は119.2%増、親会社株主に帰属する当期純利益は81.1%増、包括利益は71.9%増となり、自己資本比率も前期の36.9%から41.7%と改善されました。
これらの増加は、海運市況の回復と戦略的な配船の結果として、運航採算が向上したためといえます。特にケミカルタンカーや大型ガス船の市況が非常に高い水準で推移しました。また、為替の変動によっても円安効果で増加しました。
リスクについて
飯野海運株式会社は以下のリスク要因を認識しています:
- 海運市況・不動産市況の変動リスク: 海運市況・不動産市況の変動が業績に影響を与える可能性。
- 燃料油価格の変動リスク: 燃料油価格の著しい変動が運航コストに影響。
- 規制の実施・改廃リスク: 法的規制や国際ルールの変更がコストに影響。
- 為替の変動リスク: 外貨建ての収入が多いため為替レート変動による影響。
- 自然災害リスク: 地震などの自然災害による業務停止や不動産資産への影響。
まとめ
飯野海運株式会社は、外航・内航海運業および不動産業での安定収益基盤を持ち、2023年度も売上高や経常利益が著しく向上しました。今後も海運市況や不動産市況の変動リスクに対する対応や、更なる安定収益の確保を目指すとともに、気候変動への対応やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が鍵となるでしょう。全体として、飯野海運株式会社の業績は現状良好であると言えます。
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