2023-06-28有価証券報告書 理研計器株式会社

企業名 理研計器株式会社
URL https://www.rikenkeiki.co.jp/
業種 精密機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2565.0
所在地 板橋区小豆沢2丁目7番6号






有価証券報告書の解説


企業概要

本企業はガス検知警報機器の製造販売を主たる事業とし、関連するアフターメンテナンスサービスも展開しています。主に産業用防災保安機器を提供し、高品質かつ安全な製品を顧客に提供することで社会の発展に貢献しています。グループ企業には、国内外の子会社が複数あり、世界中で事業を展開しています。

各事業の内容と状況

当企業の主な事業はガス検知警報機器の製造販売です。産業災害を防止するための製品開発を行っており、多くの産業分野での利用が進んでいます。

  • 定置型ガス検知警報機器: 中国・台湾を中心とする半導体業界やリチウムイオン電池業界の設備投資により、大きな売上を達成しています。
  • 可搬型ガス検知警報機器: 主力機種の「GX-3Rシリーズ」は、石油、石油化学分野での利用が高まり、売上が大幅に拡大しています。
  • その他測定機器: 脱炭素社会実現に貢献する製品として、引き続き市場開拓に取り組んでいます。

従業員について

カテゴリー 従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与
提出会社 1030名 (430名) 40.3歳 15.7年 7,728,703円

関連企業

  • 株式会社理研計器奈良製作所
  • 台湾理研計器股份有限公司
  • 理研計器商貿(上海)有限公司
  • RKI Instruments, Inc.
  • R K INSTRUMENTS(S)PTE LTD
  • RIKEN KEIKI GmbH

業績

指標 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 当期比(%)
売上高 (千円) 30,650,525 32,189,479 32,209,297 37,363,952 45,004,807 +20.4%
経常利益 (千円) 5,485,166 6,463,377 6,923,271 8,819,898 11,944,056 +35.4%
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 4,099,023 4,342,683 4,691,926 5,963,861 8,670,194 +45.4%
包括利益 (千円) 3,572,413 4,394,470 5,102,415 6,734,083 9,778,333 +45.2%
純資産額 (千円) 46,212,576 49,635,810 52,615,315 56,858,719 63,383,634 +11.5%

各指標の増減について

売上高は、世界的な半導体需要や電気自動車への積極投資の潮流など様々な要因により、特に中国と台湾の市場で大きく伸びました。経常利益も、コスト削減が進んだ結果大幅に増加しました。また、親会社株主に帰属する当期純利益も前期比で45.4%増加しています。

リスクについて

当企業の事業には以下のリスクが含まれます。

  • 法的規制: ガス検知警報機器に関わる法的規制の改訂は、企業の業績に影響を及ぼす可能性があります。
  • 製品の欠陥: 重大な製品の欠陥や調整作業ミスは、企業の評価に重大な影響を及ぼす可能性があります。
  • 研究開発: 新技術の開発が期待通りに進まない場合、企業の経営成績に影響する可能性があります。
  • 設備投資動向: ガス検知警報機器の需要は、主にエレクトロニクス・石油化学・船舶業界等の設備投資動向に左右されるため、経済環境の変動もリスクとなります。
  • 海外事業展開: 海外市場への展開に伴う政治経済リスク、輸出入規制等が企業に影響を及ぼす可能性があります。
  • 新型コロナウイルス: 感染症の拡大により、事業活動に支障が生じる可能性があります。

まとめ

本企業の業績は好調に推移しています。特に売上高と経常利益は大幅な増加を達成しており、これは主として中国・台湾市場への積極的な参入とコスト削減の成果です。リスク要因には法的規制や製品の欠陥、研究開発の進展が含まれますが、これらのリスクに対しても積極的な対策を講じています。総じて、企業の現状と見通しは好調であり、成長の余地があります。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。