2023-06-28有価証券報告書 株式会社電算

企業名 株式会社電算
URL https://www.ndensan.co.jp/
業種 情報・通信業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1395.0
所在地 長野市鶴賀七瀬中町276番地6






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、当社及び連結子会社1社(株式会社ティー・エム・アール・システムズ)によって構成されており、主に地方公共団体及び関係する諸団体、民間企業及び医療・福祉機関向けに情報処理サービス、ソフトウェア開発、システム提供サービス、システム機器販売等を行っています。

各事業の内容と状況

当社グループは、以下の二つのセグメントで事業を展開しています:

  • 公共分野:地方公共団体向けのシステム提供サービス、機器システム・用品販売、情報処理サービス、データセンターサービスなど。
  • 産業分野:民間企業や医療・福祉機関向けのソフトウェア開発、機器システム・用品販売、情報処理サービス、データセンターサービスなど。

各事業の見通しとして、公共分野では地方自治体のデジタル化推進が加速する一方、産業分野ではAI技術を活用したソリューションの需要が増加しています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 従業員数(人)
公共分野 327 (26)
産業分野 110 (12)
報告セグメント計 437 (38)
全社(共通) 166 (42)
合計 603 (80)

関連企業

関連企業として信越放送株式会社があります。信越放送株式会社は当社の株式の約45.1%を保有しており、主要な事業として当社システムの販売などを行っています。

業績

第54期 第55期 第56期 第57期 第58期
売上高(千円) 14,088,305 14,869,947 16,098,419 17,306,483 17,804,937
経常利益(千円) -385,144 313,301 1,108,557 1,242,594 2,507,109
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) -1,062,319 261,367 599,049 859,281 1,611,829

各指標の増減について

売上高は着実に増加しており、特に第58期には前期比2.9%の増加が見られます。経常利益は2019年の赤字から毎年顕著に改善しており、2023年3月期には前年同期比101.8%の増加となっています。親会社株主に帰属する当期純利益も同様の増加傾向を示しています。

リスクについて

  • 公共分野への依存度の高さ:収益の73%が公共分野からのものであり、政策変更や予算削減の影響を受けやすい。
  • システム開発での不採算案件:開発費用の増加や納期遅延が発生した場合、経営成績に悪影響を与える可能性。
  • 情報漏洩リスク:重要情報の漏洩が発生した場合、損害賠償および企業信用の失墜が懸念される。

まとめ

当社グループは、地方公共団体向けの強いマーケティング力と信頼性を背景に成長しています。業績は堅調に推移し、特に直近の年度では大幅な利益増を記録しています。一方で、公共分野への依存度が高く、システム開発のリスクや情報漏洩リスクなど様々なリスクも存在します。

総じて、現状の業績は好調に見えますが、リスク管理を適切に行いながら事業の多様化を図る必要があります。特に、産業分野での成長を強化し、リスク分散を図ることが重要です。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。