企業概要

当社グループは、多摩川ホールディングス株式会社及びその子会社17社によって構成され、電子・通信用機器事業と再生可能エネルギー事業を主要な業務としています。これにより、全国の地域社会に利益還元し、地方経済の活性化と発展を促す循環型社会の実現を目指しています。

各事業の内容と状況

電子・通信用機器事業

主要製品は高周波電子部品、光関連・電子応用機器等であり、カスタム対応やミリ波製品の開発・製造も行っています。5G市場の拡大や防災無線設備などの需要があり、営業活動を積極的に展開しています。

再生可能エネルギー事業

主な事業は分譲販売用発電所、再エネ発電所で発電した電力の販売です。また、保有する発電所の売却も行っています。小形風力発電所の開発を積極的に推進しており、太陽光発電所の新規開発も進めています。

従業員について

2023年3月31日現在の従業員状況です。

提出会社の状況

関連企業

業績

各指標の増減について

2023年3月期には、売上高が前年同期比47.2%減少し、経常損失が514,890千円に達しました。これにより、親会社株主に帰属する当期純損失も482,787千円となりました。主要な原因としては、部品の調達難や需要の低下が影響していると考えられます。

リスクについて

当社グループ特有のリスクについて以下に述べます。

• 新型感染症の流行により、事業計画に遅延が発生する可能性。
• 経済状況の変化や価格競争により、業績に悪影響が出る可能性。
• 人材の確保及び育成に係るコストの増加。

まとめ

当社グループの2023年3月期の業績は厳しいものでした。売上高が大幅に減少し、純損失が発生したため、経営環境の改善が急務です。しかし、電子・通信用機器事業と再生可能エネルギー事業の双方において新たな成長機会を見出しており、中長期的には再生可能エネルギー市場へのシフトや技術開発の進展により、業績改善が期待されます。