2023-06-28有価証券報告書 株式会社三社電機製作所

企業概要

この企業（以下「当社」と呼びます）は、主に半導体素子と電源機器の製造販売を行っています。設立以来、パワーエレクトロニクス分野で高い技術力を持ち、環境に配慮した製品の開発を推進しています。

各事業の内容と状況

当社グループは、半導体事業と電源機器事業を展開しており、以下のように事業分野が構成されています。

• 半導体事業: 半導体素子の製造・販売。子会社も各地で活動しています。
• 電源機器事業: 電源機器の製造・販売。複数の子会社が関連する製造・販売に従事しています。

従業員について

セグメントの名称	従業員数（人）	平均年齢（歳）	平均年間給与（円）
半導体事業	261	46.2	5,625,233
電源機器事業	1087
全社（共通）	117
合計	1465

関連企業

• サンレックスコーポレーション: 半導体素子及び電源機器の販売
• サンレックスリミテッド: 海外部材の調達、半導体素子及び電源機器の販売

業績

年度	売上高 (百万円)	経常利益 (百万円)	純利益 (百万円)	純資産 (百万円)	総資産 (百万円)	自己資本比率 (%)
2019年	24,369	1,804	1,339	19,952	28,532	69.9
2020年	21,875	243	-680	18,489	24,051	76.9
2021年	19,436	441	497	19,336	24,846	77.8
2022年	22,675	1,313	1,147	19,810	27,146	73.0
2023年	28,088	1,651	1,241	21,065	29,083	72.4

各指標の増減について

2023年度の売上高は前期比23.9%増加し、28,088百万円になりました。この増加は主に電源機器事業での需要増加が大きな要因と考えられます。
また、経常利益も前期比25.7%増加し、1,651百万円となりました。これにより、純利益も前期比8.2%増加して1,241百万円となっています。
見通しについても、持続的な成長が見込まれます。

リスクについて

当社グループのリスクには以下のようなものがあります。

• 世界経済の景気後退や需要の縮小によるリスク
• 品質リスク（製造物責任）や製品開発の遅れによるリスク
• 国際情勢の影響、新型コロナウイルスなどの感染症リスク
• 為替レートの変動や素材価格の変動リスク
• 人材確保の難しさとその影響

まとめ

当社グループは、パワーエレクトロニクス分野で確固たる基盤を持ち、持続可能なエネルギーの提供を通じて社会に貢献する企業です。2023年度の実績は好調であり、特に電源機器事業の成長が顕著です。今後も成長が期待される分野で積極的に投資を続けることで、持続的な成長を目指します。
経済環境や国際情勢の変動には注意が必要ですが、当社の経営戦略と技術力を踏まえれば、引き続き有望な企業と言えます。