| 企業名 | 株式会社ヒラノテクシード |
|---|---|
| URL | https://www.hirano-tec.co.jp/ |
| 業種 | 機械 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 1847.0 |
| 所在地 | 北葛城郡河合町大字川合１０１番地の１ |
企業概要
当社グループは、塗工機関連機器、化工機関連機器、その他の産業用機械の製造販売を主な事業内容としており、さらには各事業に関連する事業活動を展開しています。主な関連会社としてヒラノ技研工業株式会社と株式会社ヒラノＫ＆Ｅがあります。
各事業の内容と状況
塗工機関連機器：二次電池電極、磁気テープ、包装用複合フィルム、粘接着テープ等の製造装置や各種乾燥熱処理装置を製造・販売しています。主に輸出が増加しており、高パフォーマンスを期待されています。
化工機関連機器：プラスチックフィルム、セラミックシート成形、高熱処理機等の製造装置、真空成膜装置、各種乾燥熱処理装置を提供しています。国内需要の増加が見込まれています。
その他：染色整理機械装置や部品の製造・販売と修理・改造を行っています。安定した収益源として稼働しています。
従業員について
| 項目 | 統計 |
|---|---|
| 従業員数 | 300 人 |
| 平均年齢 | 38.8 歳 |
| 平均勤続年数 | 14.4 年 |
| 平均年間給与 | 6,435,535円 |
業績
| 年度 | 売上高 (千円) | 経常利益 (千円) | 純利益 (千円) | 総資産 (千円) | 自己資本比率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 32,659,939 | 4,895,029 | 3,425,100 | 43,734,877 | 63.28 |
| 2020年3月 | 31,682,031 | 3,773,803 | 2,351,754 | 42,208,430 | 69.48 |
| 2021年3月 | 25,800,869 | 2,661,803 | 1,785,879 | 42,699,008 | 72.73 |
| 2022年3月 | 37,866,565 | 4,122,096 | 3,103,533 | 50,461,942 | 68.30 |
| 2023年3月 | 42,423,860 | 3,219,857 | 2,243,129 | 60,522,418 | 59.48 |
各指標の増減について
売上高：前期比12.0% 増加。国内外の需要の増加を背景に成長。
経常利益：前期比21.9% 減少。産業資材や人件費の高騰、生産性の低下が影響。
純利益：前期比27.7% 減少。多くの要因が組み合わさり利益率が低下。
総資産：前期比20.1% 増加。売上債権や契約資産の増加などによる。
自己資本比率：前期比8.82% 減少。負債の増加により自己資本比率が低下。
リスクについて
この企業は以下のリスクに注意する必要があります：
- 新規設備投資の需要リスク：市場の動向に大きく影響されるため、社会的混乱や経済環境の変動による影響が懸念されます。
- 技術者の確保と育成リスク：労働市場の逼迫により技術者の確保が難しくなっています。
- 材料調達リスク：部材や原材料の価格高騰、供給不足による生産遅延がリスクとなります。
- 退職給付債務リスク：前提条件の変動により費用が増加する可能性があります。
- 知的財産リスク：第三者による特許侵害訴訟等のリスクがあります。
まとめ
この企業は、塗工機関連機器や化工機関連機器を中心に事業を展開しており、特に電気自動車関連市場や電子部材関連市場において高い水準の受注を受けています。しかし、生産資材や人件費の高騰、原材料の急騰によるコスト増加が利益率に影響を与えています。売上高は堅調に増加しているものの、利益率が低下しているため、今後の課題としてはコスト管理と生産効率の向上が挙げられます。全体としては、長期的には成長が見込まれますが、短期的には経営環境の改善が求められます。
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