2023-06-28有価証券報告書 株式会社ヌーラボ

企業名 株式会社ヌーラボ
URL https://nulab.com/ja/about/
業種 情報・通信業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 617.0
所在地 福岡市中央区大名一丁目8番6号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、日本本社を中心に、米国ニューヨーク、シンガポール、オランダを拠点とし、企業や個人の生産性を向上させるクラウドサービスを提供しています。主なサービスには、プロジェクト管理ツール「Backlog」、ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、ビジネスチャットツール「Typetalk」、IDの管理を容易にする「Nulab Pass」があります。このような各種サービスを通じて、企業や個人の業務効率化と円滑なコミュニケーションを支援しています。

各事業の内容と状況

  • Backlog: プロジェクト管理ツールであり、定額制のサブスクリプションモデルで提供されています。主な用途はソフトウェア開発からオフィスワークのタスク管理まで多岐にわたります。
  • Cacoo: ビジュアルコラボレーションツールであり、オンライン上で図を作成し共有することができます。多岐にわたるテンプレートが提供されています。
  • Typetalk: ビジネスチャットツールで、チーム内のコミュニケーションを円滑に進めるための特化した機能を持っています。
  • Nulab Pass: 組織の情報セキュリティを高めるためのツールで、複数のクラウドサービスへのアクセス管理を集中管理することができます。

従業員について

従業員数や平均年齢、給与などは下記の表でまとめています。

項目
従業員数 131人
平均年齢 36.9歳
平均勤続年数(年) 3.9年
平均年間給与(円) 7,037,363円

関連企業

名称 住所 資本金 主要な事業の内容 議決権の所有割合または被所有割合(%) 関係内容
Nulab USA,Inc. 米国 ニューヨーク州 673千米ドル サービス開発及びマーケティング 100 役員の兼任 開発業務及びマーケティング業務の受託
Nulab Singapore Pte.Ltd. シンガポール 100千シンガポールドル マーケティング 100 役員の兼任 マーケティング業務の受託
Nulab Netherlands B.V. オランダ アムステルダム市 24千ユーロ サービス開発及びマーケティング 100 役員の兼任 開発業務及びマーケティング業務の受託

業績

回次 第17期 第18期 第19期 第20期
決算年月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高(千円) 1,585,773 1,938,649 2,328,264 2,706,183
経常利益または経常損失(千円) △48,429 △8,522 164,007 92,564
親会社株主に帰属する当期純利益又は純損失(千円) △52,915 △25,532 197,884 88,424
包括利益(千円) △56,276 △35,152 208,590 97,905
純資産額(千円) 217,810 182,657 391,248 958,630
総資産額(千円) 1,276,845 1,331,676 1,618,567 2,611,400
1株当たり純資産額(円) 36.67 30.75 65.87 148.62
1株当たり当期純利益又は純損失(円) △9.78 △4.30 33.31 13.98
自己資本比率(%) 17.1 13.7 24.2 36.7
自己資本利益率(%) 50.6 9.2
株価収益率(倍) 66.24
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) 177,722 242,032 401,015 297,323
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円) △88,866 △80,907 △74,346 △130,737
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円) 377,382 △119,656 △95,270 417,413
現金及び現金同等物の期末残高(千円) 843,474 878,976 1,127,801 1,742,622
従業員数(人) 111 122 143 147

各指標の増減について

1. 売上高は、2020年から2023年にかけて堅調に増加しており、特に2023年には前年同期比16.2%の増加を記録しました。

2. 経常利益は、2022年には大幅に増加しましたが、2023年には前年同期比43.6%の減少となりました。これは詳細な要因分析が必要です。

3. 経営活動によるキャッシュフローは安定しているものの、投資活動によるキャッシュフローと財務活動によるキャッシュフローは変動が大きい傾向があります。

リスクについて

当社特有のリスクとしては、以下の点が挙げられます:

  • 競争の激化: プロジェクト管理ツール市場は競合他社が多く存在するため、競争が激化する可能性がある。
  • 技術革新: インターネット業界における技術革新の速度が速いため、それに適応できない場合競争力を失うリスクがある。
  • システム障害: サービスの基盤がインターネットに依存しているため、大規模な障害が発生するとサービス提供が困難となるリスクがある。

まとめ

全体として、当社の業績は安定しており、多くの新サービスの提供や市場の成長により継続的な成長が見込まれます。しかし、競争の激化や技術革新、システム障害といったリスク要因も無視できません。これらのリスクに対処しながら、今後も持続的な成長を目指すための努力が続けられるでしょう。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。