企業名 | 株式会社キムラタン |
---|---|
URL | https://www.kimuratan.co.jp/ |
業種 | 繊維製品 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 3165.0 |
所在地 | 神戸市中央区京町83番地三宮センチュリービル |
企業概要
この企業はベビー服や子供服などのアパレル事業を中心に事業を展開しており、不動産事業やウェアラブル事業なども展開しています。特にアパレル事業では、百貨店のインショップやネット販売を通じて消費者に商品を提供しています。
各事業の内容と状況
企業の主要な事業としては以下のとおりです:
- アパレル事業: ベビー・子供服を中心に自社企画の製品を国内で販売。
- 不動産事業: 2022年から新たに収益の柱とするために開始。
- ウェアラブル事業: 保育現場での事故防止を目的としたウェアラブルデバイスの開発・販売。
従業員について
連結会社全体の従業員数 (2023年3月31日現在):
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 従業員数(人) (平均臨時雇用者数) |
---|---|---|
アパレル事業 | 12 | (152) |
不動産事業 | 6 | (-) |
その他事業 | 16 | (3) |
合計 | 34 | (155) |
提出会社の従業員数 (2023年3月31日現在):
従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|
20 | 50.3 | 20.6 | 4,259 |
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです:
- 株式会社キムラタンリテール: アパレル事業を行う連結子会社。
- 上海可夢楽旦商貿有限公司: 中国でのアパレル商品の販売を行う連結子会社。
- 株式会社キムラタンエステート: 不動産事業を行う連結子会社。
- 株式会社キムラタンフロンティア: その他事業を行う連結子会社。
業績
企業の2023年3月期の業績は以下の通りです:
指標 | 当期 (2023年3月) | 前期 (2022年3月) | 前期比 (%) |
---|---|---|---|
売上高 | 3,547,998 千円 | 4,237,950 千円 | -16.3% |
経常損失 | △1,037,311 千円 | △609,468 千円 | -70.2% |
純損失 | △1,134,660 千円 | △892,901 千円 | -27.1% |
自己資本比率 | 2.0% | 3.8% | -47.4% |
営業キャッシュ・フロー | △37,733 千円 | △272,571 千円 | 86.2% |
各指標の増減について
売上高は前期比で16.3%減少し、不動産事業の拡大に対してアパレル事業の店舗数減少や子会社の売却が影響しました。経常損失及び純損失は前期比でそれぞれ70.2%及び27.1%悪化しましたが、これは円安と在庫の完全消化を促進するための値引率の深まりが主な要因です。自己資本比率は2.0%で、前期の3.8%から大きく減少しましたが、これは不動産事業拡大に伴う借入の増加によるものです。一方、営業キャッシュ・フローは前年同期比で86.2%向上しましたが、これは在庫の消化とアパレル事業の縮小に伴う人員整理によるものです。
リスクについて
この企業に特有のリスクは以下の通りです:
- 経済状況: 日本国内の経済や個人消費の動向が業績に大きな影響を与える可能性があります。
- 天候: 季節ごとの天候不順がアパレル事業の販売に影響を及ぼす可能性があります。
- 品質・安全リスク: 製品の品質保証に関するリスクがあり、一旦問題が発生するとブランドイメージを損ないかねません。
- 市場競争: 市場環境の変動や競合他社の動向に敏感で、適応しなければ競争力が低下する可能性があります。
- 仕入れリスク: 主に中国からの仕入れに依存しており、為替リスクや人件費の上昇が影響を与える可能性があります。
まとめ
本企業は2023年3月期において大規模な事業改革を実施し、特にアパレル事業を大幅に縮小する一方で、不動産事業を新たな収益の柱として位置付けました。これにより一部の経営指標は改善が見られましたが、依然として業績や財務体質の課題が多く残っており、慎重な経営が求められます。アパレル事業の縮小が完了し、不動産事業が安定的に収益を上げるようになることで、将来的には企業価値の回復が期待されます。
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