企業名 | 株式会社カワタ |
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URL | https://www.kawata.cc/ |
業種 | 機械 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 977.0 |
所在地 | 大阪市西区阿波座1丁目15番15号(第一協業ビル) |
企業概要
当社グループは、プラスチック成形機周辺装置等のプラスチック製品製造機器の製造、販売及びこれに関連するシステムエンジニアリングその他サービス等の事業を展開しています。日本を中心に、東南アジア、東アジア、北中米に拠点を持ち、グローバルな営業展開を行っています。
各事業の内容と状況
当社グループは、以下のような製品を製造、販売しています:
- 輸送機(オートローダー)
- 輸送・計量・混合機(オートカラー)
- 高速混合機(スーパーミキサー)
- 乾燥機(チャレンジャー)
- 大型乾燥装置等
日本国内外の市場に対応し、品質向上とコスト削減、納期の厳守に努めています。特に、電池、食品、化粧品等の新規分野の開拓・拡大にも注力しています。
従業員について
連結会社の状況
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
---|---|
日本 | 394 |
東アジア | 261 |
東南アジア | 141 |
北中米 | 11 |
合計 | 807 |
提出会社の状況
従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|
238 | 42.1 | 11.8 | 6266 |
関連企業
当社は以下の関連企業を持ち、各地域で製造や販売を担当しています:
- カワタU.S.A.INC.(アメリカ)
- カワタマシナリーメキシコS.A. DE C.V.(メキシコ)
- カワタパシフィックPTE.LTD.(シンガポール)
- その他、多くの関連企業
業績
指標 | 第70期 | 第71期 | 第72期 | 第73期 | 第74期 | 前期比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (千円) | 24,576,011 | 21,197,912 | 16,787,932 | 18,383,752 | 18,826,951 | 2.4 |
経常利益 (千円) | 2,323,572 | 1,639,174 | 597,054 | 903,654 | 813,638 | -10.0 |
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 1,676,268 | 1,063,629 | 296,568 | 540,825 | 351,286 | -35.1 |
各指標の増減について
第74期において、売上高は前年同期比2.4%増加しました。これは、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池関連の売上が堅調に推移し、円安効果も追い風となったためです。一方で、経常利益および純利益はそれぞれ前年同期比で減少しています。この減少は、販売費および一般管理費の増加、新型コロナウイルス感染症関連損失などが主要な要因です。
リスクについて
当社グループの事業に関連するリスクとして、以下の点が重要です:
- 特定事業分野への集中リスク:自動車関連や電子部品関連業界向けが中心であり、プラスチック成形加工業界の設備投資額が低下した場合、影響を受ける可能性があります。
- 原材料価格の上昇リスク:鋼材などの原材料価格が上昇した場合、利益率が低下する可能性があります。
- 価格競争激化のリスク:厳しい価格競争にさらされるため、競争力を強化する必要があります。
- 海外事業リスク:政治的混乱や経済状況の変化など、予期せぬ事態が生じるリスクがあります。
まとめ
当社グループは、プラスチック成形関連の機器製造・販売を主力とし、国内外で幅広く事業展開を行っています。2023年3月期には売上高の微増が見られましたが、経常利益および純利益には減少傾向がありました。今後の見通しとして、電気自動車関連の需要増や新規市場の開拓を目指しつつ、リスク管理を徹底し、持続的な成長を図る方針です。アナリストとしての視点では、現状を適度に好調と評価しつつ、リスク管理と新規分野の開拓を注視することが重要と感じます。
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