企業概要

当社グループは、各取引先からの「信頼」を得て、企業活動を通じ社会に「貢献」することを企業理念としています。環境・エネルギーに強い機械総合商社としての地位確立を目指しています。

各事業の内容と状況

当社グループは電力事業、環境・化学・機械事業、生活産業事業の三つの大きなセグメントに分かれています。

• 電力事業：火力、原子力、バイオマスなどの発電関連機器を提供します。特に新設・リプレース・メンテナンスに尽力しています。
• 環境・化学・機械事業：化学、製薬、非鉄金属などを対象とするプラントや機械設備を提供しています。再生可能エネルギーやCO2削減技術も含まれます。
• 生活産業事業：節水型トイレなどの生活用品を提供し、消費者市場への対応を行っています。

従業員について

グループ全体の従業員は以下の通りです。

セグメントの名称	従業員数(名)
電力事業	102
環境・化学・機械事業	171
生活産業事業	14
全社(共通)	71
合計	358

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

• 菱東貿易（上海）有限公司：環境・化学・機械事業
• 開発65号匿名組合：環境・化学・機械事業
• TOKYO SANGYO EUROPE GmbH：環境・化学・機械事業
• 社会環境イノベーション株式会社：環境・化学・機械事業

業績

項目	第112期	第113期	前期比(%)
売上高 (百万円)	58872	63888	+8.5
経常利益 (百万円)	2625	3351	+27.6
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)	1219	469	-61.5

各指標の増減について

売上高は前年同期比で8.5％増加し、経常利益は27.6％増加しました。これは主に電力事業や再生可能エネルギー関連事業の寄与によります。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は61.5％減少しました。これは特別損失が計上されたためです。

リスクについて

以下が投資家が知っておくべきリスクです。

• 国内外の経済環境の変化によるリスク
• 同一仕入先あるいは少数の販売先への依存によるリスク
• 取引先への信用供与に関するリスク
• 自然災害などによるリスク
• 新型コロナウイルス感染症などパンデミックリスク

まとめ

当社の業績は、売上高および経常利益が増加し好調ではあるものの、親会社株主に帰属する当期純利益が特別損失の影響で減少しました。現況を踏まえると、当社の全体的な業績見通しは横ばいです。リスク管理が課題となる一方で、今後の中期経営計画における新たなビジネスモデルの確立に注力する必要があります。投資家としては、短期的にはリスクを注意しつつ、中長期的には同社の新ビジネス展開に期待が持てると考えます。