2023-06-28有価証券報告書 日産車体株式会社

企業名 日産車体株式会社
URL https://www.nissan-shatai.co.jp/
業種 輸送用機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 7904.0
所在地 平塚市堤町2番1号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、当社及び子会社6社で構成されており、主に日産自動車株式会社への自動車及びその部品の製造・販売を行っております。

各事業の内容と状況

当社グループの事業セグメントは以下の通りです:

  • 自動車関連: 乗用車、商用車、小型バス、部分品・車体・特別架装
  • その他: 設備メンテナンス、情報処理、人材派遣

セグメントによる主要企業は以下の通りです:

セグメント 主要製品等 主要な会社
自動車関連 乗用車、商用車、小型バス 当社、日産車体九州㈱、日産自動車㈱
自動車関連 部分品・車体・特別架装 当社、日産車体マニュファクチュアリング㈱、㈱オートワークス京都
その他 設備メンテナンス 日産車体エンジニアリング㈱
その他 情報処理 日産車体コンピュータサービス㈱
その他 人材派遣 ㈱プロスタッフ

従業員について

2023年3月31日現在の連結会社の従業員状況は以下の通りです:

セグメントの名称 従業員数(人) 〔平均臨時雇用者数〕(人)
自動車関連 3222 〔1,741〕
その他 729 〔339〕
合計 3951 〔2,080〕

提出会社の従業員状況は次の通りです:

従業員数(人) 〔平均臨時雇用者数〕(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
1698 〔589〕 41.8 17.9 6695

関連企業


会社名 住所 資本金 (百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
日産自動車㈱ (親会社) 横浜市神奈川区 605,813 自動車の製造・販売等 50.0 (被所有) 当社がエンジン等部分品の有償支給を受け、自動車として販売している。土地建物の賃貸借がある。役員の転籍3名
日産車体九州㈱ (連結子会社) 福岡県京都郡 10 自動車関連 100.0 自動車の製造を当社から受託している。 当社が日産自動車㈱から賃借している土地建物及び当社の製造用設備を賃借している。 当社からの借入金がある。 役員の兼務6名

業績

回次 決算年月 売上高(百万円) 経常利益又は経常損失(△)(百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失(△)(百万円) 包括利益(百万円) 純資産額(百万円) 総資産額(百万円) 1株当たり純資産額(円) 1株当たり当期純利益(円) 自己資本比率(%)
第96期 2019年3月 602,882 8,174 5,585 6,072 166,025 268,514 1,225.70 41.23 61.83
第97期 2020年3月 498,831 9,802 5,827 4,528 168,792 264,709 1,246.13 43.02 63.77
第98期 2021年3月 362,869 1,973 1,917 8,145 175,176 261,052 1,293.27 14.16 67.10
第99期 2022年3月 215,359 △2,541 △2,217 △1,156 172,190 231,233 1,271.22 △16.37 74.47
第100期 2023年3月 307,521 5,118 3,883 2,558 172,987 249,149 1,277.11 28.67 69.43

各指標の増減について

以下は各指標の増減の理由と要因の解説です:

  • 売上高: 新型コロナウイルス感染症の影響からの回復、および半導体不足の影響が緩和され、売上高が増加しました。
  • 経常利益: 売上高の増加とコスト削減の取り組みが実を結び、経常利益が大幅に増加しました。
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 営業利益の増加に加え、リコール関連費用の戻入額が特別利益として計上されたことにより、純利益が増加しました。
  • 包括利益: 純利益の増加に伴い、包括利益も増加しましたが、一部の調整額によって若干の変動が見られました。

リスクについて

  • 親会社依存リスク: 当社グループの売上の98.0%を親会社である日産自動車株式会社に依存しており、親会社の戦略変更が大きなリスクとなる可能性があります。
  • サプライチェーンリスク: グローバル競争において、品質、コスト、納期遵守の高い目標を掲げるためには特定のサプライヤーに依存することがあり、供給リスクが発生します。
  • 市場リスク: 主な市場である北米、中南米、中東地域の経済状況や通商規制、政治的不安等が影響を与えるリスクがあります。
  • その他リスク: 自然災害やパンデミック、情報セキュリティの脅威など、外的および内的なリスクが存在します。

まとめ

当社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響から回復し、第100期には売上高や経常利益が大幅に増加しました。半導体不足の緩和とコスト削減の取り組みによって、営業利益も改善しました。しかしながら、サプライチェーンの依存度が高く、親会社である日産自動車株式会社への依存も大きなリスク要因となっています。中期経営計画では持続可能な企業基盤の構築と多様な市場ニーズへの対応を目指しており、積極的な投資を行っています。

現状の評価として、当社グループは持続可能な成長路線に乗っていると言えるでしょう。ただし、今後も市場動向やサプライチェーンリスクなどに十分注意し続ける必要があります。


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