2023-06-28有価証券報告書 南海化学株式会社

企業名	南海化学株式会社
URL	https://www.nankai-chem.co.jp/
業種	化学
決算日	3月31日
資本金（百万円）	454.0
所在地	大阪市西区南堀江一丁目１２番１９号

企業概要

当社グループは1906年の創業以来、化学品メーカーとして歩み続けてきました。現在は、基礎化学品や機能化学品、アグリ事業、環境リサイクル事業、塩事業の5つの事業を展開しています。

各事業の内容と状況

基礎化学品事業: 苛性ソーダや次亜塩素酸ソーダなどを製造・販売しています。これらの製品は水処理や食品、医療など多岐にわたる分野で使用されます。

機能化学品事業: 酢酸ナトリウムなどの食品添加物や健康食品、医薬・農薬の中間体を製造・販売しています。

アグリ事業: 土壌殺菌剤クロルピクリンの製造・販売を行っています。安全性を高めるために、液剤に加え錠剤タイプの普及活動にも力を入れています。

環境リサイクル事業: 廃硫酸のリサイクルを行い、各種メーカーへ再販売しています。

塩事業: 輸入原塩を加工し、食品用や融雪塩として販売しています。

従業員について

セグメントの名称	従業員数(名)
化学品事業	152
各種塩事業	―
報告セグメント計	152
全社(共通)	44
合計	196

平均年齢: 46.7歳
平均勤続年数: 9.0年
平均年間給与: 663.6万円

関連企業

名称	住所	資本金 (千円)	主要な事業の内容	議決権の所有割合(％)	関係内容
富士アミドケミカル㈱	東京都北区	30,000	化学品事業	100.0%	受託製品の仕入業務の受託業務の委託、設備等の賃借、資金の借入・返済、役員の兼任
エヌシー環境㈱	和歌山県和歌山市	200,000	化学品事業	100.0%	硫酸等の仕入事務の代行設備等の賃貸資金の貸付・回収、役員の兼任
㈱エヌエムソルト	和歌山県和歌山市	10,000	各種塩事業	85.5%	化学工業薬品及び原塩の販売原塩の仕入、債務の保証

業績

回次	決算年月	売上高 (百万円)	経常利益 (百万円)	親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)	包括利益 (百万円)	純資産額 (百万円)	総資産額 (百万円)	1株当たり純資産額 (円)	1株当たり当期純利益 (円)	自己資本比率 (%)	自己資本利益率 (%)
第70期	2021年３月	16,463	708	155	145	4,035	16,122	3,105.93	146.42	24.8	4.3
第71期	2022年３月	17,434	716	462	659	4,676	16,982	3,595.64	359.83	27.2	10.7
第72期	2023年３月	19,601	886	504	534	5,191	18,346	3,991.04	391.94	28.0	10.3

各指標の増減について

売上高は前期比で12.4%増加し、19,601百万円となりました。これには、殺菌剤のシェア拡大や苛性ソーダの値上げ、円安による輸出増加が影響しています。経常利益も前期比23.7%増加しました。

リスクについて

当社が直面する主なリスクは以下の通りです。

突発的な事故や災害: 製造設備のトラブルや自然災害による操業停止リスクがあります。

競争の激化: 他社との競争が激化し、価格設定に影響することがあります。

原材料の相場変動: 原材料の価格や供給の変動が業績に影響を与える可能性があります。

まとめ

当社は、多様な事業を展開し、特に基礎化学品や機能化学品事業で強力な基盤を持っています。2023年3月期の業績は全般的に好調で、売上高、経常利益、純利益ともに増加しました。競争や原材料費の変動といったリスクはあるものの、市場のシェア拡大と安定した生産を通じて、今後も成長が期待される企業と評価できます。

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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。