| 企業名 | マックス株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.max-ltd.co.jp/ |
| 業種 | 機械 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 12367.0 |
| 所在地 | 中央区日本橋箱崎町６番６号 |
企業概要
当社の企業集団は、当社、子会社22社及び関連会社2社で構成され、ホッチキス、タイムレコーダ、文字表示機器、オートステープラ等を中心とするオフィス機器、釘打機、エアコンプレッサなどのインダストリアル機器、そして標準車いす、特殊車いす等のHCR機器の製造販売を行っています。また、これらの事業に関連する物流、その他のサービスなども展開しています。
各事業の内容と状況
各事業の現状と見通しを以下にまとめます。
オフィス機器
オフィス機器事業では、主にホッチキスやタイムレコーダ、文字表示機器などを扱っています。最近では、ICTを活用した営業活動の効率化や新たなサポートサービスの導入により収益性を維持しています。
インダストリアル機器
インダストリアル機器事業では、釘打機やエアコンプレッサ、充電工具などがあります。特に、鉄筋結束機事業は高い成長を続けており、今後の収益ドライバーとなっています。
HCR機器
HCR機器事業は、主に車いすの製造販売を行っており、高付加価値車いすの拡販や海外市場での売上拡大を目指しています。
従業員について
従業員数や平均給与などを以下の表にまとめます。
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 910 | 42.2 | 17.2 | 8115 |
セグメント別の従業員数内訳は以下の通りです。
| セグメント名称 | 従業員数(名) |
|---|---|
| オフィス機器 | 278 |
| インダストリアル機器 | 565 |
| HCR機器 | ― |
| 全社(共通) | 67 |
| 合計 | 910 |
関連企業
関連企業について、主要な企業を以下に記載します。
- マックス常磐㈱ – インダストリアル機器の製造
- マックス販売㈱ – オフィス機器・インダストリアル機器の販売
- マックス物流倉庫㈱ – 製品の保管・荷役
- マックスエンジニアリングサービス㈱ – アフターサービス及び修理
- ㈱カワムラサイクル – HCR機器の製造販売
業績
当期の業績について以下の表にまとめます。
| 年度 | 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 包括利益(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 84316 | 10510 | 7619 | 8797 | +14.0 |
| 2022年3月 | 73958 | 8282 | 6090 | 7512 | ― |
各指標の増減について
売上高は前期比14.0％増、経常利益は26.9％増、親会社株主に帰属する当期純利益は25.1％増と、全体的に好調でした。特に、鉄筋結束機事業が大きく寄与し、海外市場での販売が増加したことが主因です。
リスクについて
この企業特有のリスクとして以下の点が挙げられます。
- 国内新設住宅着工戸数の減少によるインダストリアル機器事業への影響。
- 原材料価格の変動が業績に与える影響。
- 製品品質に関するリスクと、その対策費用。
- 情報システムの破壊・破損に対するリスク。
- 知的財産の保護に関する限界。
- カントリーリスクおよび自然災害や感染症の影響。
まとめ
この企業の業績は全体的に好調であり、特に鉄筋結束機事業が今後の成長のドライバーとなる見通しです。しかし、国内住宅市場の動向や原材料価格の変動、カントリーリスクには注意が必要です。全体的に見て市場の成長が期待できるため、投資先としての魅力は高いと考えられます。
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