2023-06-27有価証券報告書 SMK株式会社

企業名 SMK株式会社
URL https://www.smk.co.jp/
業種 電気機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 7996.0
所在地 品川区戸越六丁目5番5号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社は、主に電気通信および電子機器用の部品を製造・販売しています。グループ企業は24社の子会社と1社の関連会社で構成されており、世界各地で事業展開を行っています。

各事業の内容と状況

当社の事業は大きく3つのセグメントに分けられます。

  • CS (コネクション・システム) 事業部: コネクタやジャックの製造販売を行います。
  • SCI (センシング、コミュニケーション & インターフェース) 事業部: リモコンやスイッチ、カメラモジュールなどを製造販売します。
  • 開発センター: 無線モジュールやNFCアンテナの製造販売を行います。

各事業の詳細と連結対象の企業は以下の通りです。

セグメントの名称 事業内容 主要な会社
CS事業部 コネクタ(同軸、基板対基板、FPC)、ジャックの製造販売 SMK Electronics Corporation, U.S.A.など
SCI事業部 リモコン、スイッチ、カメラモジュール、タッチセンサーの製造販売 SMK Electronics Corporation, U.S.A.など
開発センター 無線モジュール、NFCアンテナの製造販売 当社

従業員について

2023年3月31日時点の従業員数は以下の通りです。

セグメントの名称 従業員数(名) 臨時雇用者数(名)
CS事業部 1222 256
SCI事業部 1741 437
開発センター 26
報告セグメント計 2989 693
その他 133
全社(共通) 1485 187
合計 4607 880

また、提出会社(当社)の平均年齢は45.6歳、平均勤続年数は20.6年、平均年間給与は6,817,724円です。

関連企業

関連企業として以下の企業が挙げられます。


名称 住所 資本金 主要な事業の内容
SMK Electronics Corporation, U.S.A. アメリカ合衆国 カリフォルニア州チュラビスタ市 千米ドル 15,100 CS事業部及びSCI事業部製品の販売
SMK Manufacturing, Inc. アメリカ合衆国 カリフォルニア州チュラビスタ市 千米ドル 10,040 SCI事業部製品の販売
SMK Electronica S.A. de C.V. メキシコ合衆国 バハ・カリフォルニア州 千メキシコ ペソ 52 SCI事業部製品の委託加工

業績

過去5年間の業績は次の通りです。

回次 決算年月 売上高 (百万円) 経常利益 (百万円) 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 包括利益 (百万円) 純資産額 (百万円) 総資産額 (百万円)
第97期 2019年3月 57386 -707 -834 -1414 28612 58713
第98期 2020年3月 54161 -185 -2651 -3541 24629 50204
第99期 2021年3月 48560 2601 1917 3061 27751 50332
第100期 2022年3月 48243 3413 2992 3682 30643 54794
第101期 2023年3月 54842 2503 1334 1815 32274 56365

各指標の増減について

売上高が回復基調にあり、2023年3月期には前期比13.7%の増加を達成しました。しかし、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ26.7%と55.4%の減少となりました。これには、原材料価格の上昇や為替レートの変動などが寄与しています。

リスクについて

主なリスク要因として、以下が挙げられます。

  • 競合および価格動向: 高度な技術を持つ競合他社との競争が激化。
  • 海外展開: 地域における経済・政治情勢の変化が業績に影響を及ぼす可能性。
  • 為替レートの変動: 売上高の約7割が海外であるため、為替変動の影響を完全には排除できない。
  • 原材料等の調達と価格変動: 部材の安定供給が困難になった場合、生産遅延やコスト上昇が懸念される。
  • 災害等の発生: 自然災害や感染症の流行による事業活動低下のリスク。

まとめ

当社は、経営戦略やリスク管理を着実に実施しており、特に主力製品の市場シェアを高めることに成功しています。2023年3月期の業績は売上高の増加を達成しましたが、経常利益や純利益の面では減少が見られました。世界的な経済状況の不安定さや原材料価格の上昇など影響を受けつつも、引き続き市場環境に対応する取り組みを強化します。これからの成長市場として、CASEやIoT、5G分野において積極的な開発投資を行い、新製品の投入を進めていく計画です。


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