企業名 | Institution for a Global Society株式会社 |
---|---|
URL | https://i-globalsociety.com/ |
業種 | 情報・通信業 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 388.0 |
所在地 | 渋谷区恵比寿南一丁目11番2号 |
企業概要
当社は、「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」ことを企業パーパスとし、SDGsで掲げられる17の目標のうち特に、「4. 質の高い教育をみんなに」、「5. ジェンダー平等を実現しよう」、「8. 働きがいも経済成長も」、「10. 人や国の不平等をなくそう」を優先課題として事業に取り組んでいます。ビジョンとして、「人を幸せにする評価と教育で、幸せを作る人、をつくる。」を掲げ、個人が持つ多面的な能力を科学的に評価するシステム、評価データにもとづき成長を支援する教育コンテンツ、そして個人がデータを安全かつ主体的に活用するためのプラットフォームを展開しています。
各事業の内容と状況
HR事業
HR事業では、企業の人材採用・育成・配置・組織開発を支援するために多岐にわたるサービスを提供しています。その中心となるのはAIによる公平な人材評価システム「GROW360」です。このシステムは被評価者自身の自己評価に加えて他者による360度評価を行い、AIアルゴリズムでバイアスを補正します。2022年度には大型顧客が増加しましたが、総顧客数はやや減少し、前期比で収益が減少しました。
教育事業
教育事業では、学校や教育機関向けに生徒の能力を可視化する評価システム「Ai GROW」や非認知能力を育む動画コンテンツ「GROW Academy」、オンライン英語学習ツール「e-Spire」を提供しています。GIGAスクール構想により急速にICT環境が整備され、Ai GROWの採用が進みました。2022年度の顧客数は前年度を上回り、特に「探究力測定パッケージ」の販売が順調に進みました。
プラットフォーム/Web3事業
ブロックチェーン技術を用いた「STARプロジェクト」が無事に完了し、その成果を受けて「ONGAESHIプロジェクト」を開始しました。こちらは暗号資産関連事業を含むもので、今後の展開を予定しています。
従業員について
年度 | 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|---|
2023年3月31日現在 | 51(うち臨時雇用者 4名) | 38.5 | 2.6 | 6213 |
当社の従業員の平均年齢は38.5歳、平均年間給与は6213千円です。2022年には従業員数が6名増加しました。
関連企業
特に重要な関連企業はありません。
業績
年度 | 売上高(千円) | 営業利益(千円) | 経常利益(千円) | 当期純利益(千円) |
---|---|---|---|---|
2023年3月期 | 668,135 | △80,704 | △80,317 | △125,401 |
前期比 | △7.3% | △301.7% | △477.3% | △382.3% |
各指標の増減について
2023年度の売上高は668,135千円で前期比7.3%減少しました。この減少は主にHR事業とプラットフォーム/Web3事業での大型案件の影響によるものです。HR事業については既存顧客のフォローや新規顧客の開拓が遅れたことが要因です。教育事業では微増しましたが、他の事業の減収を補うには至りませんでした。
リスクについて
こちらの企業には以下のようなリスクが存在します。
- 事業環境の変化(HR市場の景気変動、教育政策の変化、暗号資産・Web3分野の規制など)
- 競争の激化(非認知能力の評価を提供する他企業の参入、特許権の保護問題など)
- 少子化による教育市場の縮小
- システム障害や情報漏洩に起因する事業影響
- 新株予約権行使による株式価値の希薄化
まとめ
当社は、HR事業、教育事業、プラットフォーム/Web3事業の三つの柱で事業を展開しています。2023年度は特にHR事業とプラットフォーム/Web3事業での減収が目立ちましたが、教育事業は堅調に推移しています。今後も持続的な成長を目指し、複数の新技術やサービス開発に力を入れています。
アナリストとしては、各事業のバランスを見ながら、特にHR事業における既存顧客フォローと新規顧客の開拓が鍵となると考えます。また、プラットフォーム/Web3事業の今後の展開も注目ポイントです。現状の業績は厳しいものの、高成長が期待されるサービスを多く抱えているため、中長期的な視点での投資価値があると評価します。
AI判定による類似企業・競合TOP10
No.1 | 株式会社グローバルウェイ |
No.2 | 株式会社リンクアンドモチベーション |
No.3 | スローガン株式会社 |
No.4 | 株式会社ジェイック |
No.5 | サークレイス株式会社 |
No.6 | 株式会社アイズ |
No.7 | 株式会社システムソフト |
No.8 | 株式会社アイデミー |
No.9 | 日本エンタープライズ株式会社 |
No.10 | 株式会社クイック |
※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。