2023-06-27有価証券報告書 芙蓉総合リース株式会社

企業名 芙蓉総合リース株式会社
URL https://www.fgl.co.jp/
業種 その他金融業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 10532.0
所在地 千代田区麹町五丁目1番地1






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、芙蓉総合リース株式会社(当社)、子会社219社(国内185社、海外34社)及び関連会社18社で構成され、主な事業内容として機械、器具備品等のリース、不動産リース、割賦販売取引及び金銭の貸付等の金融取引を営んでおります。

各事業の内容と状況

当社の主要な事業は以下の通りです:

  • リース及び割賦: 情報関連機器や産業工作機械などを対象としたリース及び割賦販売。
  • ファイナンス: 金銭の貸付、有価証券の運用、匿名組合の組成。
  • その他: 環境エネルギー関連、手数料、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)、モビリティビジネスなど。

各事業の状況は以下の通りです:

リース及び割賦: 2023年度は、契約実行高が前年比3.0%減少し、4,825億円となりましたが、売上高は3.3%増加し6,118億円になりました。成長ドライバーである航空機や不動産の伸長が主な要因です。

ファイナンス: 契約実行高は前年比18.2%増加し、1兆480億円となり、売上高は18.4%増加して262億円となりました。エネルギー環境などの事業参画型ビジネスが寄与しました。

その他: 契約実行高は前年比25.2%増加し、1億8,500万円となり、売上高は16.2%増加して505億円になりました。インボイスやWorkVisionの業績伸長が主な要因です。

従業員について

分類 人数 平均年齢 平均勤続年数 平均給与(千円)
従業員数(合計) 816 41.3 14.1 8,734

関連企業

関連企業としては、芙蓉オートリース株式会社やヤマトリース株式会社、シャープファイナンス株式会社などがあります。

業績

項目 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 前年同期比
売上高(百万円) 618,119 712,330 740,263 657,847 688,655 4.7%
経常利益(百万円) 39,100 44,045 47,996 52,723 59,699 13.2%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 25,515 26,187 29,566 33,886 38,939 14.9%
包括利益(百万円) 21,965 25,245 41,092 38,181 50,314 31.9%
純資産額(百万円) 295,039 311,819 344,796 374,239 409,437 9.4%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で4.7%増加し、主に成長ドライバーであるエネルギー環境や不動産事業の伸長が寄与。経常利益も13.2%増加したことで過去最高益を達成しました。親会社株主に帰属する当期純利益も14.9%増加しています。

リスクについて

この企業特有のリスクとして以下が挙げられます:

  • 設備投資動向: リース取引や割賦販売は顧客の設備投資に依存しており、景気悪化が業績に影響を及ぼす可能性があります。
  • 信用リスク: 与信期間が中長期にわたるため、取引先の倒産でリース料の回収が困難となるリスクがあります。
  • 市場リスク: 金利・為替・株価の変動が業績に影響を与える可能性があります。
  • 制度変更: 会計基準の変更などが業績に影響を与える可能性があります。
  • 戦略的提携・企業買収: 提携・買収後の事業が想定通り進まないリスクがあります。
  • 災害等: 災害や感染症の流行による業績悪影響。
  • サイバーセキュリティリスク: サイバー攻撃による情報漏洩や業務停滞のリスク。

まとめ

当社は過去最高の業績を達成し、特にエネルギーと不動産分野の好調が見られます。リスク管理体制も構築されており、今後の成長が期待されます。投資家にとっては、有力な選択肢として検討する価値があると考えられます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。