2023-06-27有価証券報告書 沖電気工業株式会社

企業名 沖電気工業株式会社
URL http://www.oki.com/jp/
業種 電気機器
決算日 3月31日
資本金(百万円) 44000.0
所在地 港区虎ノ門1丁目7番12号






有価証券報告書のまとめと解説



企業概要

OKIグループは「ソリューションシステム」「コンポーネント&プラットフォーム」の2つの主要事業および「その他」事業から成り立っています。交通インフラシステムやATM、自動化端末など、さまざまな製品の製造・販売、システム構築およびサービス提供を行っています。

各事業の内容と状況

ソリューションシステム事業

交通インフラシステム、防災関連システム、防衛関連システムなどを提供。売上高は増加傾向ですが、ソフト開発のコスト増が響きました。

コンポーネント&プラットフォーム事業

ATM、現金処理機、LEDプリンターなどを製造・販売。自動機事業の部材不足が影響しましたが、他の領域での増収が補いました。

従業員について

項目 数値
従業員数(連結) 14,452人
従業員数(単独) 4,740人
平均年齢 44.8歳
平均勤続年数 19.9年
平均年間給与 7,286,422円

関連企業

主要な関連企業には、OKIクロステック(株)、OKIサーキットテクノロジー(株)、(株)OKIソフトウェアなどがあります。

業績

項目 数値 (2023年3月期) 前期比 (%)
売上高 369,096百万円 +4.8%
経常損益 △328百万円 ▼104.3%
親会社株主に帰属する当期純損益 △2,800百万円 ▼235.6%
包括利益 △5,746百万円 ▼160.7%
純資産額 99,279百万円 ▼7.7%

各指標の増減について

売上高は前年同期比4.8%増加しましたが、経常損益と純損益は大きく悪化しました。特に経常損益は前年度比104.3%減少し、純損益も大幅な赤字となりました。主要な要因は部材不足や部材価格の高騰です。

リスクについて

OKIグループの主要なリスクとしては、以下の点が挙げられます:

  • 世界の政治経済の動向: 地政学リスクやエネルギー不足などが影響
  • カントリーリスク: 各国の政治情勢や疫病の影響
  • 外国為替リスク: 海外展開に伴う為替変動リスク
  • 金融市場・金利変動リスク: 借入金利の変動や金融市場の不安定化
  • 法規制リスク: 各国の法規制の適用と遵守
  • 品質リスク: 製品やサービスの品質管理
  • 調達リスク: 部材不足やサプライチェーンの混乱

まとめ

OKIグループは、売上は増加しているものの、部材不足や部材価格の高騰といった外部要因によって利益面では厳しい状況にあります。特に経常損益と純損益は大きく悪化しており、短期的には苦境に立たされていると言えます。しかし、新しい事業領域やテクノロジーへの投資といった成長策も進めており、中長期的な視点で見れば回復の余地があります。現状は「不調」と評価できますが、成長戦略が実を結ぶことで好転する可能性もあります。



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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。