2023-06-27有価証券報告書 株式会社リプロセル

企業名 株式会社リプロセル
URL https://reprocell.co.jp/
業種 化学
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2023.0
所在地 横浜市港北区新横浜3-8-11






有価証券報告書の解説


企業概要

株式会社リプロセルは、日本を拠点とし、再生医療およびiPS細胞技術に特化した企業です。米国、英国、インドに拠点を持つことで、グローバルな研究・開発、製品提供を行っています。

各事業の内容と状況

研究支援事業

研究用製品(研究試薬・細胞)、研究受託サービス、細胞測定機器の提供を行います。研究用製品としては、培養液やヒトの生体試料のバンクを提供しており、研究受託サービスでは、iPS細胞の作製、遺伝子編集、新薬候補の薬効薬理試験などを行います。

メディカル事業

再生医療の研究開発、臨床用iPS細胞の製造販売、臨床検査受託サービスを行います。現在、ステムカイマルおよびiPS神経グリア細胞の再生医療製品の開発に注力しています。また、HLAタイピングなどの臨床検査サービスも提供しています。

従業員について

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年収
28(臨時雇用者数:29) 34.8歳 5年7か月 4,693,637円

関連企業

  • REPROCELL USA Inc.(米国)
  • REPROCELL Europe Ltd.(英国)
  • Bioserve Biotechnologies India Pvt. Ltd.(インド)
  • 株式会社MAGiQセラピューティクス(日本)

業績

期次 売上高(千円) 経常損失(千円) 純損失(千円) 包括利益(千円)
第21期 2,953,272 △119,670 △305,313 △287,354
第20期 2,234,568 △507,409 △575,094 △567,820

各指標の増減について

売上高が前期比32.2%増の2,953百万円に達しましたが、経常損失と純損失は依然として解消されておらず、改善の兆しが見られます。

リスクについて

この企業特有のリスクとして、熾烈な研究競争、新規参入リスク、研究開発の遅延、再生医療製品の承認リスクなどがあります。また、知的財産権の侵害や経営上の重要な契約の変更などもリスク要因として挙げられます。

まとめ

株式会社リプロセルの財務状況と業績は改善の方向にありますが、依然として経常損失と純損失が続いています。特に研究開発や再生医療製品の承認に向けたリスクを管理しながら、短中期的な収益を確保することが求められています。

2024年には売上高3,048百万円(当期比3.2%増)、営業損失110百万円、経常利益148百万円、親会社株主に帰属する当期純利益148百万円を見込んでおり、慎重ながらも前向きな見通しです。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。