| 企業名 | 株式会社パピレス |
|---|---|
| URL | https://papy.co.jp/ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 411.0 |
| 所在地 | 千代田区紀尾井町３－１２ |
企業概要
当社グループ（当社及び当社の関係会社）は、当社（「株式会社パピレス」）及び子会社５社により構成されており、スマートフォン、タブレット、ＰＣ等の情報端末向けに、ネットワーク配信による電子書籍販売を主たる業務としています。電子書籍事業を中心に国内外で展開しています。
各事業の内容と状況
当社グループの事業内容は、電子書籍事業の単一セグメントです。当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりです。
- 株式会社ネオアルド: 次世代コンテンツの開発・制作を行っています。
- 巴比楽視網路科技股份有限公司: 中華民国向けの電子書籍販売サイトを運営しています。
- Papyless Global, Inc.: 米国をはじめとする英語圏向けの電子書籍販売サイトを運営しています。
- PAPYLESS HONG KONG CO., LTD.: 中華人民共和国の電子書籍販売サイト向けに電子書籍の提供を予定しています。
- アルド・エージェンシー・グローバル株式会社: 日本の出版社等からコンテンツの提供を受け、海外の電子書籍販売サイト等に取次販売を行っています。
従業員について
連結会社の従業員の状況（2023年3月31日現在）は以下の通りです。
| セグメントの名称 | 従業員数（人） |
|---|---|
| 電子書籍事業 | 138（臨時4人） |
提出会社の従業員の状況（2023年3月31日現在）は以下の通りです。
| 従業員数（人） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（千円） |
|---|---|---|---|
| 112（臨時3人） | 33.9 | 6.0 | 5212 |
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 | 所有割合（％） | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 巴比楽視網路科技股份有限公司 | 中華民国 台北市 | 130百万TWD | 電子書籍事業 | 100 | 日本国内の出版社等から著作権利用許諾を得た電子書籍コンテンツを中華民国のユーザーに向けて販売 |
| 株式会社ネオアルド | 東京都 千代田区 | 75百万円 | 同上 | 100 | 次世代コンテンツの開発・制作を行い、当社及び当社の国内子会社に提供 |
業績
連結経営指標等の推移（2019年3月期から2023年3月期）は以下の通りです。
| 回次 | 決算年月 | 売上高 (百万円） | 経常利益 (百万円） | 純利益 (百万円） | 包括利益 (百万円） | 純資産額 (百万円） | 総資産額 (百万円） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第25期 | 2019年３月 | 19,162 | 1,993 | 1,348 | 1,344 | 6,677 | 11,789 |
| 第26期 | 2020年３月 | 23,347 | 1,491 | 967 | 956 | 7,587 | 13,067 |
| 第27期 | 2021年３月 | 23,714 | 2,288 | 1,542 | 1,546 | 9,055 | 15,191 |
| 第28期 | 2022年３月 | 20,700 | 1,208 | 751 | 787 | 8,771 | 13,830 |
| 第29期 | 2023年３月 | 18,626 | 537 | 657 | 698 | 9,431 | 13,395 |
各指標の増減について
損益状況については、売上高は前年同期比で▲10%の減少が見られます。以下のように色分けして主要な増減を示します。
- 売上高: 10.0%減
- 経常利益: 55.5%減
- 純利益: 12.4%減
- 純資産額: 7.5%増
リスクについて
主なリスク要因は以下の通りです。
- 競合: 他社との競争が激化すると収益が減少するリスク。
- 海賊版サイト: 違法配信が収益に与えるリスク。
- システム障害: コンピューターネットワークシステムの障害による収益減少リスク。
- 著作権利用料: 著作権利用料の契約条件変動によるリスク。
- 広告宣伝費: 広告施策の費用対効果が収益に与えるリスク。
まとめ
現状と見通しを踏まえると、この企業は市場全体の影響を受けつつも堅実な経営を続けています。特に電子書籍市場の競争が激化している中で、サービス向上とブランド戦略による差別化を図っています。将来的には好調な展望がありますが、外部環境の変化に対し柔軟に対応する必要があると感じます。
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