| 企業名 | 旭化成株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.asahi-kasei.com/jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 103389.0 |
| 所在地 | 千代田区有楽町一丁目１番２号 |
企業概要
この企業はグローバル市場で3つの主要なビジネスセグメント（マテリアル、住宅、ヘルスケア）を展開しており、それぞれのセグメントは各事業領域で優れた技術や製品を提供しています。特に、環境問題や健康長寿社会の実現に貢献する製品とサービスを通じて、企業価値を向上させることに努力しています。
各事業の内容と状況
企業はマテリアル、住宅、ヘルスケアの3つの主要なセグメントで事業を展開しています。以下にその内容と現状、見通しを紹介します：
マテリアル
マテリアルセグメントでは、環境とエネルギー、モビリティ、ライフマテリアルの3つの価値提供分野に重点を置いています。特にセパレータやエンジニアリング樹脂、電子材料などの高付加価値製品の開発に取り組んでいます。
住宅
住宅セグメントでは、日本国内と海外（主に北米と豪州）の市場で、建築請負、不動産関連、リフォーム事業を展開しています。特に環境負荷を軽減する住宅やシニア世代、子育て世代が安心して生活できる住宅の開発に力を入れています。
ヘルスケア
ヘルスケアセグメントは、医薬品と医療機器の双方でグローバル市場に広がる事業機会を捉えています。特に免疫療法やバイオプロセス製品、除細動器などの高付加価値製品の開発を進めています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|---|
| マテリアル | 20532 | 41.5 | 13.9 | 7,605,539 |
| 住宅 | 12732 | 41.5 | 13.9 | 7,605,539 |
| ヘルスケア | 11364 | 41.5 | 13.9 | 7,605,539 |
| 全社 | 2961 | 41.5 | 13.9 | 7,605,539 |
| 合計 | 48897 | 41.5 | 13.9 | 7,605,539 |
関連企業
この企業グループには、以下のような関連企業が存在し、それぞれが重要な役割を果たしています：
- ＰＳジャパン㈱
- Asahi Kasei Synthetic Rubber Singapore Pte. Ltd.
- Tongsuh Petrochemical Corporation
- 旭化成アドバンス㈱
- Asahi Kasei Plastics Singapore Pte. Ltd.
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上高 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | 純資産額 (百万円) | 総資産額 (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第128期 | 2019年3月 | 2,170,403 | 219,976 | 147,512 | 148,696 | 1,402,710 | 2,575,203 |
| 第129期 | 2020年3月 | 2,151,646 | 184,008 | 103,931 | 37,167 | 1,383,460 | 2,822,277 |
| 第130期 | 2021年3月 | 2,106,051 | 178,036 | 79,768 | 157,941 | 1,494,535 | 2,918,941 |
| 第131期 | 2022年3月 | 2,461,317 | 212,052 | 161,880 | 261,502 | 1,718,815 | 3,349,075 |
| 第132期 | 2023年3月 | 2,726,485 | 121,535 | △91,312 | 25,818 | 1,696,009 | 3,454,526 |
各指標の増減について
売上高は増加しましたが、経常利益は減少、親会社株主に帰属する当期純利益は大幅な減少を示しています。主な要因は、Polypore社の減損損失計上などの一時的要因に加え、原燃料価格の高騰や競争の激化によるものです。
リスクについて
この企業特有のリスクとして、以下の点が挙げられます：
- マテリアル事業における市場価格の変動リスク。
- 住宅セグメントでの原材料価格や人件費高騰。
- ヘルスケア製品に対する薬価・保険償還価格の改定リスク。
- グローバル展開に伴う地政学的リスクやサプライチェーンの混乱。
まとめ
この企業は、マテリアル、住宅、ヘルスケアの3つのセグメントを通じて広範な市場に展開しています。各事業はそれぞれの分野で強みを持ち、環境問題やヘルスケアといった社会的ニーズに応える製品を提供しています。直近の業績は部分的に厳しい状況にあるものの、将来的な成長への見通しは依然として強いものと考えます。
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