企業名 | ニッタ株式会社 |
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URL | https://www.nitta.co.jp/ |
業種 | ゴム製品 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 8060.0 |
所在地 | 大阪市浪速区桜川四丁目4番26号 |
企業概要
この企業は、多様な産業向けにベルト・ゴム製品、ホース・チューブ製品、化工品、その他産業用製品、不動産および経営指導を提供しています。グローバル展開しており、事業活動を通じて高い技術力を持っています。
各事業の内容と状況
以下は、各事業の説明と現在の状況、および将来の見通しです。
ベルト・ゴム製品事業
主要製品は、ベルト製品、搬送用製品、ゴム製品、通信機器、電子機器センサ製品、感温性粘着テープです。昨年度は物流業界向けは好調でしたが、半導体業界向けの需要が減少しました。セグメント利益は減少していますが、新製品の開発に注力しています。
ホース・チューブ製品事業
主要製品は、樹脂ホース・チューブ製品、金具及びフィッティング、メカトロ製品です。自動車業界向け製品は半導体不足の影響を受けましたが、年度後半には回復傾向を見せました。将来的にはEV向けの新製品開発が期待されます。
その他産業用製品事業
主要製品は、空調製品および医療用ゴム・プラスチック製品です。半導体や電子部品、製薬業界等のクリーンルーム向けフィルタの需要が堅調でした。
化工品事業
主要製品は、高機能製品、産業資材製品、建設資材製品、防水資材製品です。鉄道向けゴム製品が堅調に推移しましたが、業界全体の影響で生産規模が縮小気味です。
不動産事業
主要事業は不動産管理と賃貸。コロナ禍からの回復に伴い、売上が増加していますが、大規模な成長は見込んでいません。
経営指導事業
主要事業は関連会社への経営指導。各関連会社の業績が好調に推移しており、このセグメントの利益が増加しています。
従業員について
会社全体の従業員数: 2976名
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
---|---|
ベルト・ゴム製品事業 | 880 |
ホース・チューブ製品事業 | 934 |
化工品事業 | 461 |
その他産業用製品事業 | 397 |
不動産事業 | 0 |
経営指導事業 | 0 |
その他 | 102 |
全社(共通) | 202 |
提出会社の状況:
従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|
1072 | 43.3 | 18.9 | 6891 |
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
- ニッタコーポレーション オブアメリカ(米国)
- ニッタムアー科技(中国)
- ニッタムアーメキシコ(メキシコ)
- ニッタコーポレーション(タイランド)(タイ)
- 韓国ニッタムアー(韓国)
業績
回次 | 第90期 | 第91期 | 第92期 | 第93期 | 第94期 |
---|---|---|---|---|---|
決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
売上高 (百万円) | 89174 | 83861 | 78697 | 83734 | 88000 +5.1% |
経常利益 (百万円) | 11474 | 7543 | 5910 | 13193 | 12900 -2.2% |
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 8971 | 6148 | 4723 | 10489 | 10853 +3.5% |
包括利益 (百万円) | 6849 | 4382 | 5962 | 13697 | 14937 +9.0% |
各指標の増減について
売上高の増加は、物流業界向けの需要が減少した一方で、半導体業界向けの需要が増加したことが要因です。経常利益に関しては、原材料価格やエネルギー価格の上昇が影響していますが、製品価格への転嫁が進んでいないことが減益の要因です。
リスクについて
この企業特有のリスクとして、以下の点が挙げられます。
- 原材料価格の変動リスク
- 半導体不足に伴う供給リスク
- 為替リスク:円安の影響で収益が変動する可能性があります。
- 産業界の需要変動リスク:主要な需要業界の業績に依存しています。
まとめ
この企業は幅広い製品ポートフォリオを持ち、多様な市場に対応しています。昨年度の売上増加は好調な製品供給によるものですが、経常利益の減少は原材料価格やエネルギー価格の上昇によるものです。全体的には安定した成長を見せているものの、一部のリスクに対して対策を講じる必要があります。今後も新製品開発と市場拡大に注力することで、更なる成長が期待されます。
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