| 企業名 | 株式会社ピエトロ |
|---|---|
| URL | https://www.pietro.co.jp/ |
| 業種 | 食料品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 1042.0 |
| 所在地 | 福岡市中央区天神三丁目４番５号 |
企業概要
当社グループは、当社、子会社3社及びその他の関係会社1社で構成され、各種ドレッシング・ソース等の食品の製造販売とパスタ料理をメインとしたレストランの経営を主要な事業としています。また、米国においても海外事業を展開しています。
各事業の内容と状況
商品事業
主力製品としてピエトロドレッシング和風しょうゆを中心に、顧客の食生活の多様化や健康志向に応じた各種ドレッシングやパスタソースなどを製造販売しています。年度内に価格改定を行いましたが、売上は減少しています。
店舗事業
国内外にパスタ専門店を展開。今年度はレストランメニューの強化や新規出店、直販店の展開などを積極的に行い、売上は増加しました。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（人） | （内臨時雇用従業員数） |
|---|---|---|
| 商品事業 | 144 | （63） |
| 店舗事業 | 83 | （278） |
| 全社（共通） | 61 | （3） |
| 合計 | 288 | （344） |
平均年齢：36歳9ヶ月、平均勤続年数：8年8ヶ月、平均年間給与：4939千円
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金（千円） | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合（％） | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日清オイリオグループ㈱ | 東京都中央区 | 16,332,128 | 製油事業他 | 被所有17.49 | 当社建物を賃貸しています。 当社製品を販売しています。 同社の商品を仕入れています。 資本業務提携契約を締結しています。 |
| 合同会社のこベジファーム | 福岡市西区 | 10,000 | 商品事業 | 99.8 | 役員の兼任1名 同社の商品を仕入れています。 同社の農地を利用した共同研究に関する契約を締結しています。 |
| ANGELO PIETRO,INC. | 米国ハワイ州 ホノルル市 | 400千米ドル | 店舗事業 | 100 | 役員の兼任3名 当社とレストラン運営に関するライセンス契約を締結しています。 |
| PIETRO NORTH AMERICA,INC. | 米国フロリダ州 マウント・ドラ市 | 2,000千米ドル | 商品事業 | 100 | 役員の兼任1名 当社と製品の製造販売に関する業務指導契約を締結しています。 |
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上高（千円） | 経常利益（千円） | 当期純利益（千円） | 包括利益（千円） | 純資産額（千円） | 総資産額（千円） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第38期 | 2023年3月 | 9,108,269 | △81,856 | △399,511 | △364,557 | 5,057,987 | 8,832,042 |
| 第37期 | 2022年3月 | 8,540,475 | 369,035 | 165,236 | 174,289 | 5,530,586 | 9,179,612 |
| 前期比(%) | 6.6% | ▲122.2% | ▲341.8% | ▲309.1% | ▲8.5% | ▲3.8% |
各指標の増減について
売上高は前期比6.6%増で好調に推移しましたが、経常利益や純利益、包括利益は大幅な減少となりました。特に純利益は前期から大幅に減少し、赤字となりました。これは、生産コストの上昇や市場環境の悪化等によるものです。
リスクについて
以下が当社グループのリスク要因として挙げられます：
- 主力製品への依存：ピエトロドレッシングへの依存が高く、競合商品や価格競争により経営成績に影響を与える可能性があります。
- 食品の安全性・安全管理：食中毒等の衛生問題が発生した場合、企業イメージの低下及び損害賠償が発生する可能性があります。
- 生産拠点の集中：主要な製品が一つの工場で生産されているため、災害等による生産停止が経営に大きな影響を与える可能性があります。
- 原材料価格及びエネルギー価格の高騰：原材料費やエネルギーコストの高騰により、収益性に影響が出る可能性があります。
まとめ
当社グループの業績は、売上高は増加したものの、利益面では厳しい結果となりました。市場環境や原材料費の高騰が主要な要因です。また、ピエトロドレッシングへの依存度の高さや生産拠点の集中など、リスク要因も存在します。
総じて、現状は不調といえますが、長期的な視点で見れば強みを活かした戦略を展開すれば回復の余地があると考えられます。
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