企業名 | 株式会社スパンクリートコーポレーション |
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URL | http://www.spancretecorp.com/ |
業種 | ガラス・土石製品 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 3295.0 |
所在地 | 文京区湯島二丁目4番3号 |
企業概要
当社グループは、スパンクリート(穴あきPC板)の製造・販売を中心に、不動産賃貸業およびプレキャストコンクリート製品の製造・販売を手掛けている企業です。創業以来、建設業界における合理化の推進役として、幅広い顧客に耐久性や断熱性能に優れた製品を提供しています。
各事業の内容と状況
主要な事業は以下の3つです:
- スパンクリート事業:建築用の床や壁、屋根の材料として利用されるスパンクリートの製造・販売。
- 不動産事業:オフィスビル等の賃貸業を手掛ける。
- プレキャスト事業:建築用の柱や梁、バルコニーなどのプレキャストコンクリート製品の販売。
スパンクリート事業では、生産体制の見直しと原材料コスト高騰への対策が課題です。不動産事業では、高稼働率を維持しており、安定した賃料収入があります。プレキャスト事業では、品質管理とコスト削減に努めていますが、安値受注が課題となっています。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
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スパンクリート事業 | 75 (13) | 48.9 | 16.5 | 5,536,846 |
スパンクリート事業には75名の従業員(うち13名が臨時雇用者)が従事しており、平均年齢は48.9歳、平均勤続年数は16.5年です。平均年間給与は約553万円です。
関連企業
名称 | 住所 | 資本金 (百万円) | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合 | 関係内容 |
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岩瀬プレキャスト株式会社 | 茨城県桜川市 | 400 | プレキャスト製品の製造・販売 | 60% | 当社プレキャスト製品を製造している。 |
業績
回次 | 決算年月 | 売上高 (千円) | 経常損失 (千円) | 純資産額 (千円) | 総資産額 (千円) | 1株当たり純資産額 (円) | 1株当たり当期純損失 (円) |
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第60期 | 2022年3月 | 2,575,678 | △385,084 | 6,554,170 | 7,810,645 | 850.13 | △35.90 |
第61期 | 2023年3月 | 2,268,409 | △504,804 | 5,809,035 | 7,042,571 | 778.75 | △73.62 |
各指標の増減について
第61期の経常損失は504,804千円で、前期(第60期)の385,084千円と比較して26.2%増となり、悪化しています。また、売上高は前期比11.9%減の2,268,409千円となり、純資産額も減少しています。これは、主に原材料価格の高騰やコロナ禍の影響によるものです。
リスクについて
主なリスク要因として、以下が挙げられます:
- 市場リスク:他社製品へのシフトによる需要の変動。
- 資材価格の変動リスク:原材料価格の高騰による利益圧迫。
- 品質の低下リスク:不適合製品の出荷による信頼失墜。
- コンプライアンスに関するリスク:関連諸法に違反することで信頼が低下するリスク。
- 被災に関するリスク:製造拠点の被災による市場喪失リスク。
- 設備の故障によるリスク:設備故障が生産に影響を与えるリスク。
- 人材育成・人材確保に関するリスク:人材不足や社内人員の高年齢化による企業力低下リスク。
まとめ
当社は、スパンクリート事業を中心にプレキャスト事業や不動産賃貸業を行っている企業です。業績面では、2023年3月期において売上高が減少し、経常損失も拡大しました。主に、原材料価格の高騰や競争激化、コロナ禍の影響が要因です。不動産事業は安定した収益を上げていますが、他の事業は課題が多く、対策が急務です。
現状の業績は厳しいものの、コスト削減や新製品開発、販売価格の適正改定などの取り組みを行っています。今後も厳しい環境が続く見込みですが、経営の合理化を進めることで持続的な成長を目指しています。
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