2023-06-26有価証券報告書 株式会社イーディーピー

企業名 株式会社イーディーピー
URL https://www.d-edp.jp/
業種 その他製品
決算日 3月末日
資本金(百万円) 495.0
所在地 豊中市上新田四丁目6番3号





有価証券報告書の解説 – 人工ダイヤモンド製造会社


企業概要

この企業は人工ダイヤモンドの製造を主要業務としています。特に、気相合成法を用いた卵石の成長に必要な「種結晶」の製造と供給に力を入れており、宝飾品や電子部品、研磨剤などに使用されています。また、種結晶の製造技術は産総研の技術移転によるもので、専用の知的財産権契約に基づいています。

各事業の内容と状況

人工ダイヤモンド宝石製造

人工ダイヤモンド宝石(LGD)は、宝石市場で成長しており、現在では欧米の他、中国やインドでも市場の認知が進んでいます。当社製造の種結晶は主要製品であり、その売上高の95.4%を占めています。

工業材料

電気部品や光学部品、ヒートシンクなど、板状の単結晶ダイヤモンドを使用する工業材料も生産しています。これにより、砥粒分野以外の応用分野にも適用が可能です。

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
56(17) 46.1 3.8 5003

注:従業員数の括弧内は臨時従業員の年間平均雇用人員、平均年間給与は賞与及び基準外賃金を含みます。

関連企業

該当事項はありません。

業績

指標 2023年3月期 前期比(%)
売上高(千円) 2,707,217 73.3
営業利益(千円) 1,280,928 146.1
経常利益(千円) 1,280,724 142.6
当期純利益(千円) 909,628 142.7

各指標の増減について

経常利益率が大幅に増加した主な理由は、島工場の新設により生産能力が向上し、種結晶の売上が増加したためです。また、光学部品などの新たな需要が拡大したことも要因です。

リスクについて

主要リスクとしては、特定ユーザーへの依存や知的財産権の管理、製品クレーム、事業拠点の災害リスクなどがあります。特に知的財産権の管理においては、産総研との独占実施契約が重要な要素であり、この契約が終了した場合のリスクも考慮されます。

まとめ

この企業は、人工ダイヤモンド市場で強固な地位を築いており、特に種結晶の製造能力が高評価を得ています。新規事業としての光学部品やヒートシンクへの展開も進行中です。業績は顕著な増加を見せており、今後の成長も期待されますが、一部のリスク要因については積極的な対策が求められる状況です。全体として、現状と見通しは好調と評価できます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。