| 企業名 | 株式会社アイスコ |
|---|---|
| URL | https://www.iceco.co.jp/ |
| 業種 | 卸売業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 348.0 |
| 所在地 | 横浜市泉区新橋町１２１２番地 |
企業概要
当社は、「I Care Everybody Company ～あらゆる人々に慈しみの心をもって接する企業でありたい～」という企業理念を掲げ、アイスクリーム・冷凍食品の卸売業を行うフローズン事業、食品スーパーマーケットの運営を行うスーパーマーケット事業を通して、食を通じた社会貢献を目標に、常にお客様に喜んでいただくことを目指して事業を行っております。
各事業の内容と状況
以下では、それぞれの事業の概要と現状について解説します。
フローズン事業
フローズン事業は、主に関東及び東海エリアで市販用冷凍食品及びアイスクリームの卸売を行っています。現在13の物流センター・営業所と約300台のトラックを所有しており、特に「フルメンテナンスサービス」が特徴です。このサービスは、商品の売り場への直接陳列を行い、小売店の運営負担を軽減します。新型コロナウイルス下で内食・中食需要が高まり、冷凍食品の市場が拡大しています。
スーパーマーケット事業
「スーパー生鮮館TAIGA」というブランドで神奈川県内に6店舗を運営し、生鮮食品を中心に高品質の商品を提供しています。特に生鮮3品（青果・鮮魚・精肉）に注力し、鮮度・品質・価格に徹底的にこだわっています。
従業員について
| 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 693 | 37.3 | 5.9 | 4292 |
全従業員のうち、常勤でない臨時従業員も270人います。管理職に占める女性の割合や、育児休業取得率などについても情報が提供されています。
関連企業
特に関連企業はありません。
業績
当期の業績概要
| 期間 | 売上高 (百万円) | 営業利益 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 当期純利益 (百万円) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年度（2022年3月期） | 42264 | 353 | 409 | 255 |
| 2022年度（2023年3月期） | 44886 +6.2% |
117 -66.8% |
179 -56.3% |
144 -43.4% |
各指標の増減について
売上高は前期比で6.2%増加しましたが、営業利益は66.8%減少しました。これは、燃料費や人件費の高騰によるコスト増加が主因です。また、経常利益と当期純利益もそれぞれ56.3%、43.4%減少しました。
リスクについて
当社には以下のリスクが存在します。
- 季節的な売上変動：アイスクリームは特に夏季に売上が集中し、天候や気温の影響を受けます。
- 特定の取引先への依存：主要な取引先へ依存しているため、取引が減少した場合の影響が大きいです。
- 食品の安全性：食中毒や異物混入などのリスクがあります。
- 競争激化：同業他社との競争が激化しており、得意先の取引を維持するための対応が必要です。
- 法的規制：食品や交通法などの法的規制に対応する必要があります。
- 人材の確保：優秀な人材を確保するための競争も激化しています。
まとめ
当社は、フローズン事業とスーパーマーケット事業の二本柱で事業を展開しており、それぞれの分野で顧客サービスを重視した活動を行っております。2022年度は売上高が増加したものの、コストの増加により収益性が低下しました。今後は効率化や新規事業の推進による成長を目指しています。しかし、気候や市場の変動、法律の変更などのリスクもあり、それらに対して柔軟に対応していくことが求められます。
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