| 企業名 | 国際計測器株式会社 |
|---|---|
| URL | http://www.kokusaikk.co.jp/ |
| 業種 | 精密機器 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 1023.0 |
| 所在地 | 多摩市永山６丁目２１番１号 |
企業概要
当社グループ（当社及び関係会社）は、当社、子会社６社及びその他の関係会社１社で構成されており、バランシングマシン、電気サーボモータ式試験機、材料試験機、シャフト歪自動矯正機、その他計測機器（巻線試験機、歯車かみ合い試験機及び地震計等）の製造販売及びサービスを主な事業としております。
各事業の内容と状況
当社グループは、以下の主要製品を中心に製造販売を行っています。
- バランシングマシン: 自動車部品、家電関係、OA関係、その他高速で回転する全ての部品のバランスを測定し、修正。
- 電気サーボモータ式試験機: 自動車産業などにおける振動や耐久性の試験機。
- 材料試験機: 様々な条件下での部品（材料）の耐久試験を行う装置。
- シャフト歪自動矯正機: シャフトの歪みを自動矯正。
- その他の計測機器: 巻線試験機、歯車かみ合い試験機、地震計等。
従業員について
| 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 147 | 48.6 | 18.8 | 6494 |
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです。
- KOKUSAI INC.（米国）: バランシングマシンの製造販売及びサービス
- KOREA KOKUSAI CO., LTD.（韓国）: 各種計測機器の製造販売及びサービス
- 高技国際計測器（上海）有限公司（中国）: バランシングマシン及び各種計測機器の製造販売及びサービス
業績
| 決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高（千円） | 10,546,264 | 12,894,844 | 11,505,168 | 11,127,984 | 10,037,703 |
| 経常利益（千円） | 727,641 | 2,044,917 | 567,643 | 717,281 | 188,886 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（千円） | 342,400 | 1,525,408 | 179,808 | 475,016 | -66,367 |
| 包括利益（千円） | 159,068 | 1,327,564 | 414,573 | 678,586 | 227,307 |
各指標の増減について
当期の業績は、以下の要因により減少しました。
- 売上高が前年同期比で9.8%減少。
- 経常利益が原材料価格の上昇に伴い、大幅に減少（前年比73.7%減）。
- 親会社株主に帰属する当期純利益が赤字に転落（前年比134.0%減）。
リスクについて
本企業の主なリスクには以下の点が挙げられます。
- 国内外の経済情勢及び社会情勢の変動
- 事業戦略の依存度が高いタイヤ関連試験機の業績変動
- 為替相場の変動によるリスク
- 法規制や製品の欠陥・品質不良による影響
まとめ
当社グループの業績は、特に海外市場の経済情勢に大きく影響を受けやすい構造となっています。今後の見通しとしては、新しい中期経営計画策定を指針とし、グローバル市場での競争力強化を図る必要があります。現状は厳しいながらも、特に電気サーボモータ式試験機の成長が期待されています。
アナリストとしての視点を加えると、企業の持続的成長には国内外の経済動向に対する敏感な対応が求められます。長期的には、環境対応技術へのシフトが進むことで、さらなる収益の確保が可能と考えますが、短期的には不透明な状況が続くと予想されます。
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