企業名 | ダイヤモンドエレクトリックホールディングス株式会社 |
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URL | https://www.diaelec-hd.co.jp/home/ |
業種 | 電気機器 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 1236.0 |
所在地 | 大阪市淀川区塚本一丁目15番27号 |
有価証券報告書の解説
企業概要
この企業は、持株会社体制のもと、自動車機器事業、エネルギーソリューション事業、電子機器事業の各セグメントにおいて事業を展開しています。主な製品には自動車用点火コイル、太陽光発電用パワーコンディショナ、家庭向け冷暖房・給湯用着火装置などがあります。連結子会社22社、持分法適用会社3社から構成され、国内外で事業を展開しています。
各事業の内容と状況
- 自動車機器事業: 自動車用点火コイルおよび電装品の開発、製造、販売を行い、主に国内外の自動車メーカーに供給しています。世界的な半導体不足や新型コロナウイルスによる生産調整などの影響を受けつつも、回復傾向にあります。
- エネルギーソリューション事業: 太陽光発電用パワーコンディショナや蓄電ハイブリッドシステムの開発、製造、販売を行っています。原材料価格の高騰などにより利益面での影響が大きく、信頼回復が課題です。
- 電子機器事業: 家庭向け冷暖房用および給湯用着火装置、トランス・リアクター等の電子デバイスの開発、製造、販売を行っています。特に冷暖房機器用部品の販売が増加し、利益面でも改善しています。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 臨時雇用者数(人) |
---|---|---|
自動車機器事業 | 1011 | 401 |
エネルギーソリューション事業 | 277 | 126 |
電子機器事業 | 2300 | 396 |
その他 | 253 | 0 |
全社(共通) | 250 | 69 |
合計 | 4091 | 992 |
関連企業
- ダイヤゼブラ電機株式会社: 自動車機器事業、エネルギーソリューション事業、電子機器事業
- ダイヤモンド電機株式会社: 自動車機器事業
- ダイヤモンド電子株式会社: 電子機器事業
- 米国ダイヤモンド電機: 自動車機器事業
業績
主要事業の業績推移
項目 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 55,610 | 71,012 | 70,639 | 76,271 | 91,106 |
経常利益(百万円) | 391 | 143 | 2,470 | 1,268 | -817 |
当期純利益(百万円) | 143 | -1,776 | 95 | 1,287 | -1,075 |
包括利益(百万円) | -99 | -2,549 | 921 | 2,164 | -388 |
1株当たり純資産額(円) | 1,972.26 | 877.13 | 1,020.95 | 1,380.52 | 1,287.38 |
1株当たり当期純利益(円) | 39.78 | -340.43 | 13.90 | 179.04 | -139.52 |
各指標の増減について
2023年3月期は、売上高が91,106百万円と前年同期比19.5%増加しました。
一方で、経常損失は817百万円(前年同期は経常利益1,268百万円)となり、親会社株主に帰属する当期純損失は1,075百万円(前年同期は当期純利益1,287百万円)となりました。これらは主に材料費の上昇によって売上総利益率が悪化したことによるものです。
リスクについて
この企業特有のリスクとしては以下のものが挙げられます:
- 業績の変動要因: 原材料価格の高騰、物流費アップ、新製品開発のコスト増などが影響を及ぼす可能性があります。
- 特定の取引先への依存: 売上高の約60%が特定顧客に依存しており、顧客の経営状況や政策変更が業績に影響を与える可能性があります。
- 海外での事業拡大に伴うリスク: 為替リスク、現地法規制の変更、政治経済情勢の変動などが業績に影響を及ぼします。
まとめ
この企業は、主要な三つの事業(自動車機器、エネルギーソリューション、電子機器)を展開しており、国内外での事業展開を強化しています。2023年3月期は売上高が増加したものの、材料費の高騰などにより利益面では下落しました。しかし、今後の販売回復や新製品の開発、グローバル戦略の強化などにより、業績の改善が期待されます。アナリストとしての視点では、この企業の現状はチャレンジングでありつつも、将来の成長に向けたポテンシャルを秘めています。
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