| 企業名 | ダイトーケミックス株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.daitochemix.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 2901.0 |
| 所在地 | 大阪市鶴見区茨田大宮三丁目１番７号 |
企業概要
当社は、化成品および環境関連事業を展開している企業で、様々な化学製品の製造・販売と産業廃棄物の処理等を行っております。グループ構成として、2社の子会社と1社の関連会社が存在します。
各事業の内容と状況
当社の事業は、主に「化成品事業」と「環境関連事業」に分かれます。
- 化成品事業:
- 電子材料: 半導体用材料、光酸発生剤、カラーフィルター用材料
- イメージング材料: フィルム用材料、記録材料
- 医薬中間体: 大手製薬メーカー等からの受託製造
- その他化成品: 各種化成品の製造・販売
- 環境関連事業: 産業廃棄物の処理および化学品のリサイクル
従業員について
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 従業員数 | 306名 (臨時従業員 77名) |
| 平均年齢 | 42.6歳 |
| 平均勤続年数 | 16.2年 |
| 平均年間給与 | 6,924千円 |
関連企業
当社の関連企業には、以下の3社が含まれます:
- 日本エコロジー株式会社：環境関連事業に従事し、産業廃棄物の処理などを行っています。
- ディー・エス・エス株式会社：化成品事業に従事し、物流管理や設備保全などを行っています。
- DAITO-KISCO Corporation（韓国）：化成品事業の拡大に貢献しています。
業績
| 項目 | 2023年3月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高 | 163,770百万円 | 1.5% |
| 経常利益 | 12,910百万円 | -26.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 9,220百万円 | -41.7% |
各指標の増減について
売上高は前期比1.5％増となり、163,770百万円に達しましたが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ26.3％減と41.7％減と大幅に減少しました。この主な要因は、原材料費の上昇や販売費・一般管理費の増加によるものです。
リスクについて
当社が直面する主なリスクは以下の通りです:
- 市場の変動リスク：業界景気や原材料価格の変動、為替リスク
- 事業活動リスク：研究開発の成果が期待通りでない可能性、原材料調達のリスク
- 災害リスク：自然災害や新型コロナウイルスの蔓延による生産活動への影響
- 法的リスク：各種法規制や訴訟リスク
まとめ
当社は、化成品事業と環境関連事業を基盤に成長していますが、昨年は原材料費の上昇や販売費・一般管理費の増加により、経常利益と純利益が大きく減少しました。今後の見通しとして、半導体需要の増加やリサイクル事業の強化が期待される一方で、原材料価格の不安定さや市場変動リスクには引き続き注意が必要です。
全体として、現時点では業績が横ばいと評価できますが、企業努力による研究開発やコスト削減の取り組みで、今後の回復が期待されます。
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