| 企業名 | Ｋｕｄａｎ株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kudan.io/jp |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 495.0 |
| 所在地 | 渋谷区渋谷二丁目１０番１５号 |
企業概要
当社グループは、AP（人工知覚）技術を基幹技術とし、SLAMやAI技術を融合したソフトウェアを開発・ライセンス化しています。自動運転、ロボティクス、次世代デジタル地図など多様な産業分野での応用を目指しています。
各事業の内容と状況
当社は主に以下の事業を展開しています:
- AP事業: 人工知覚技術の研究開発・提供を行う事業で、様々なセンサーやアルゴリズムを活用して高度な認識技術を提供しています。
- CVC事業: 技術商社・ソリューション企業との提携を通じた共同研究開発を行い、製品化のサポートをしています。
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
|---|---|---|---|
| 11 | 40.2 | 2.4 | 8990 |
当社グループは、専門技術を持つ少数精鋭の人材によって構成されており、特に技術開発部門においては博士研究員やPhDを中心に採用しています。
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合(％) |
|---|---|---|---|---|
| Kudan Limited | United Kingdom | 100英ポンド | AP事業 | 100 |
| Kudan USA LLC | USA | 200,000米ドル | AP事業 | 100 |
| Kudan Vision株式会社 | Japan | 100千円 | CVC事業 | 100 |
業績
当社グループの過去数年間の主要な経営指標の推移は以下の通りです:
| 決算年月 | 売上高(千円) | 経常利益(千円) | 当期純利益(千円) | 包括利益(千円) | 総資産額(千円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 376,111 | 103,532 | 103,242 | 106,389 | 931,006 | 95.8 |
| 2020年3月 | 456,343 | △12,341 | △29,320 | △28,748 | 1,402,334 | 65.9 |
| 2021年3月 | 127,864 | △1,575,840 | △1,608,900 | △1,662,221 | 1,540,339 | 94.4 |
| 2022年3月 | 271,959 | △681,217 | △2,237,129 | △2,288,874 | 770,149 | 82.8 |
| 2023年3月 | 332,770 | △394,518 | △413,571 | △552,850 | 1,008,076 | 75.0 |
各指標の増減について
売上高は全体的に増加していますが、経常損失及び純利益が非常に不安定です。これは、新規事業への投資や研究開発費用が大きいためです。自己資本比率も高水準を維持しているものの、2022年3月期には一部低下しています。
リスクについて
当社グループに特有の主要なリスクは以下の通りです:
- 市場動向のリスク: AP（人工知覚）市場は成長が期待される一方で、技術の進展が想定通りに進まない場合のリスクもあります。
- 技術リスク: 技術革新の速度が非常に速いため、新しい技術に対応できない場合、競争力が低下する可能性があります。
- 小規模組織リスク: 小規模な組織ゆえに、内部管理や業務執行体制が適切に進行しない場合に経営リスクが発生する可能性があります。
- 人材の確保・育成リスク: 優秀な人材を確保・育成することが必要不可欠です。これが十分に行われない場合、企業の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
当社グループの業績は、持続的な売上増加と技術革新に対する積極的な投資が確認されます。一方で、経常損失や純利益のマイナスが続いており、財務面での課題も存在しています。AP（人工知覚）市場自体が成長期にあるため、今後の市場動向や技術革新の進展次第では、業績が大きく変動する可能性があります。現状は、さらなる成長・発展のための転換期と言えるでしょう。
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