2023-06-23有価証券報告書 野村マイクロ・サイエンス株式会社

企業名 野村マイクロ・サイエンス株式会社
URL https://www.nomura-nms.co.jp/
業種 機械
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2236.0
所在地 厚木市岡田二丁目9番10号






有価証券報告書解説

企業概要

野村マイクロ・サイエンス株式会社は、超純水製造装置の設計、施工、販売、およびそのメンテナンスや消耗品の販売を主たる事業としています。主に半導体製造設備や製薬工場向けに事業展開を行い、高度な技術力で国内外のユーザーから高評価を得ています。

各事業の内容と状況

水処理装置事業

当社の主力事業であり、半導体及びFPD(フラットパネルディスプレイ)向けの超純水製造装置の設計、施工、販売を行っています。更に、納入後の装置のメンテナンスや消耗品の販売、超純水の提供契約(BOOM契約)も手掛けています。

その他の事業

高純度薬品や配管材料の販売を行っており、超純水製造装置の安定運転や化学薬品の移送等、多岐にわたるニーズに応えています。

従業員について

事業部門等の名称 従業員数(人) 従業員数(人)(臨時)
営業部門 149 (20)
設計工事部門 239 (39)
開発部門 36 (4)
全社(共通) 89 (12)
合計 513 (75)

関連企業

  • 株式会社野村マイクロ・サイエンス コリア(韓国)
  • 上海野村水処理工程有限公司(中国)
  • 野村(上海)水処理工程技術有限公司(中国)
  • 野村マイクロ・サイエンス USA Ltd.,Co(アメリカ)
  • 野村微科学工程股份有限公司(台湾)

業績

指標 第50期 第51期 第52期 第53期 第54期 前期比
売上高(千円) 25,131,850 21,049,215 30,361,431 31,901,277 49,595,831 +55.5%
経常利益(千円) 1,235,384 1,781,266 3,636,099 4,581,851 6,416,048 +40.0%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,030,095 1,273,381 2,618,381 3,291,506 5,806,687 +76.4%
包括利益(千円) 941,197 1,005,331 3,107,819 3,479,663 6,070,070 +74.4%
純資産額(千円) 9,548,358 10,314,990 13,190,468 15,932,386 21,401,108 +34.3%

各指標の増減について

売上高の増加は、特に半導体関連企業からの大型水処理装置案件の受注増が大きく寄与しました。経常利益も売上総利益の増加により上昇し、特別利益として負ののれん発生益が計上されたことが親会社株主に帰属する当期純利益の大幅な増加をもたらしています。

リスクについて

当社は以下に列挙するリスクが存在することを認識しています。

  • 特定業種・顧客への依存: 半導体市場依存が大きいことから、予期せぬ市場変動が業績に影響を与えるリスクがあります。
  • 海外事業: 海外売上高比率が高く、地政学的リスクや予期せぬ法令変更による影響があります。
  • サプライチェーン: 資材供給や外注先の稼働状況により、資材価格の高騰や納期の長期化がリスクとなります。
  • 品質: 提供する製品やサービスに不具合が発生した場合、信頼性低下と経済的な損失のリスクがあります。
  • 人材確保: 優秀な人材の確保が難航した場合、開発力や生産能力が低下するリスクがあります。

まとめ

野村マイクロ・サイエンス株式会社は、主力事業である水処理装置事業を中心に継続的な成長を遂げています。特に半導体関連市場での受注が好調で、売上高や利益面で堅調な増加を見せています。しかしながら、特定市場への依存度が高いため、リスク管理が重要です。今後も高い技術力と顧客ニーズに応じた柔軟な対応で、更なる業績向上とリスク対策に努めていくことが期待されます。


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