2023-06-23有価証券報告書 株式会社IHI

企業名 株式会社IHI
URL https://www.ihi.co.jp/
業種 機械
決算日 3月31日
資本金(百万円) 107165.0
所在地 江東区豊洲三丁目1番1号






有価証券報告書の解説


企業概要

この企業は、資源・エネルギー・環境、社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛の4つの主要事業セグメントを運営しており、世界各国でこれらの分野にわたる幅広い製品とサービスを提供しています。

各事業の内容と状況

資源・エネルギー・環境

この事業では、発電所、原子力機器、ボイラーなどの製造と販売を行っています。最近では、カーボンニュートラルへの取り組みが加速しており、新技術の開発に注力しています。

社会基盤・海洋

橋梁や水門、交通システム、都市開発などを含むインフラ関連の製造・販売・サービスを提供しています。国内でもインフラの老朽化対策が求められる中、省人化・自動化による効率化に取り組んでいます。

産業システム・汎用機械

車両過給機、パーキングシステム、運搬機械などの製造と販売を行っています。最近ではエネルギー効率の高い製品や省人化技術の開発に力を入れています。

航空・宇宙・防衛

航空エンジンやロケットシステムの製造と販売を行い、増加する防衛予算や宇宙産業の拡大に対応しています。スペアパーツ販売の増加が業績向上に貢献しています。

従業員について

セグメント名称 従業員数(人)
資源・エネルギー・環境 6626
社会基盤・海洋 2344
産業システム・汎用機械 9645
航空・宇宙・防衛 7010
報告セグメント計 25625
その他 1802
全社(共通) 1059
合計 28486

提出会社の状況

項目 数値
従業員数(人) 7768
平均年齢(歳) 41.4
平均勤続年数(年) 16.5
平均年間給与(円) 7,929,311

関連企業

関連企業には、IHIプラント、IHI原動機、IHIインフラシステムなど多数あります。これらの企業は、それぞれが専門とする分野で重要な役割を果たしており、特に海外展開が進んでいます。

業績

項目 単位 2019年4月1日 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上収益 百万円 1,263,178 1,112,906 1,172,904 1,352,940
営業利益 百万円 47,859 27,961 81,497 81,985
税引前利益 百万円 29,182 27,617 87,637 64,865
親会社の所有者に帰属する当期利益 百万円 8,204 13,093 66,065 44,545
当期包括利益 百万円 3,521 28,906 88,240 65,775
親会社の所有者に帰属する当期包括利益 百万円 △474 24,010 83,998 61,670
親会社の所有者に帰属する持分 百万円 307,918 280,178 300,769 382,134 431,245
1株当たり 親会社所有者帰属持分 1,995.69 1,885.13 2,025.18 2,526.33 2,850.48
基本的1株当たり当期利益 53.93 88.13 439.77 294.48
希薄化後 1株当たり当期利益 53.91 88.13 439.73 294.44
親会社所有者帰属持分比率 % 16.91 14.99 16.41 20.33 22.21
親会社所有者帰属持分 当期利益率 % 2.79 4.51 19.35 10.95
株価収益率 23.40 25.47 6.71 11.27
営業活動による キャッシュ・フロー 百万円 42,484 36,380 114,155 54,116
投資活動による キャッシュ・フロー 百万円 △85,572 △40,482 27,926 △52,347
財務活動による キャッシュ・フロー 百万円 96,892 △23,712 △121,489 △24,043
現金及び現金同等物の 期末残高 百万円 92,746 145,738 120,766 145,489 124,743
従業員数 29,669 29,328 29,149 28,801 28,486

各指標の増減について

売上収益は、主に航空・宇宙・防衛事業の回復とカーボンニュートラル関連製品の需要増加により15.3%増となりました。

営業利益は、製品・サービスの価格向上とコスト削減による0.6%増を達成しましたが、材料費の高騰が一部影響しました。

親会社所有者に帰属する当期利益は、投資損失と為替差損の影響によりマイナス32.6%となりました。

リスクについて

この企業特有のリスクとして、以下の点が挙げられます。

  • 国際政治リスク:ウクライナ侵攻や米中の緊張により、供給チェーンや市場環境に影響が出る可能性。
  • 原材料価格の変動:資源価格の変動が業績に直結します。
  • 法規制の変更:環境規制や労働法の変更によるコスト増加。

まとめ

企業の業績は全体的に良好であり、特に航空・宇宙・防衛分野の成長が顕著です。しかし、国際政治リスクや原材料価格の変動など不確実性も高く、これらのリスク管理が今後の課題となります。総合的に見ると、現状は好調であると言えますが、リスク対策を強化する必要があるでしょう。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。