2023-06-23有価証券報告書 株式会社DNAチップ研究所

企業名 株式会社DNAチップ研究所
URL https://www.dna-chip.co.jp/
業種 サービス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 416.0
所在地 港区海岸一丁目15番1号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社は、DNAチップ(マイクロアレイ)・次世代シークエンス等の遺伝子解析受託並びに関連技術開発を行う「研究事業」と、「肺がんコンパクトパネル」を中心に医療関連機関等に診断関連検査の販売を行う「診断事業」を主な事業の内容としています。

各事業の内容と状況

研究事業

研究事業は大学や公的研究機関、製薬会社等を主要な顧客とし、マイクロアレイ、次世代シークエンス実験解析などを行っています。当社は市場動向に合わせた最新技術の導入や国家プロジェクトなどで得たノウハウを活用し、新規サービスメニューの拡充に取り組んでいます。

診断事業

診断事業は社会のニーズに対応した検査を広めることを目的としています。主な商品は「EGFRリキッド」と「肺がんコンパクトパネル」であり、当社の遺伝子解析技術を活用して個別化医療や未病社会への貢献を目指しています。

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
36 43.2 8.3 5274

関連企業

該当事項はありません。

業績

セグメントの名称 2021年3月期 売上高 (千円) 2021年3月期 構成比 (%) 2022年3月期 売上高 (千円) 2022年3月期 構成比 (%) 2023年3月期 売上高 (千円) 2023年3月期 構成比 (%)
研究事業 317,141 97.7 376,310 87.9 297,026 90.7
診断事業 7,360 2.3 51,624 12.1 30,509 9.3
合計 324,501 100.0 427,935 100.0 327,535 100.0

各指標の増減について

研究事業は次世代シークエンス受託解析サービスの需要増加が見られる反面、マイクロアレイ受託解析サービスの売上が減少しました。診断事業は、EGFRリキッドや肺がんコンパクトパネルの市場普及に注力しているために売上が減少しました。

リスクについて

当社が属するライフサイエンス市場は技術革新が速いため、最新の技術が他社から提供された場合や当社技術が特許権侵害となった場合に収益が影響を受ける可能性があります。また、人材の確保、法規制の変更や公的予算の削減などもリスク要因となっています。

まとめ

当社の研究事業と診断事業はそれぞれ異なる課題と機会があります。研究事業は技術革新と市場動向に対応し続ける必要があり、診断事業は新たな市場開拓と普及が鍵となります。この結果として、両事業の売上は減少しましたが、将来的には次世代の遺伝子解析技術を背景に、事業の拡大が期待されます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。