2023-06-23有価証券報告書 株式会社文溪堂

企業名 株式会社文溪堂
URL https://www.bunkei.co.jp/
業種 nan
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1917.0
所在地 羽島市江吉良町江中七丁目1番地






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは教育図書の出版及び教材の製造・販売を主な事業としており、連結子会社として㈱学宝社が中学校教育図書を製造販売、㈱ロビン企画が家庭科教材の製造を行っています。

各事業の内容と状況

出版: 当社は小学校向け教育図書及び市販図書、㈱学宝社は中学校向け教育図書を製造販売しています。

教具: 当社は裁縫セットや家庭科布教材等を製造販売し、一部工程は㈱ロビン企画に委託しています。

従業員について

部門 従業員数 臨時従業員数
出版 155 72
教具 27 2
全社(共通) 26 1
合計 208 75

平均年齢: 41.1歳、平均勤続年数: 13.8年、平均年間給与: 6,504,807円

関連企業

名称 住所 資本金(千円) 主要な事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
㈱学宝社 名古屋市中川区 100000 出版 100 中学校向け教材の販売、役員の兼任あり
㈱ロビン企画 岐阜県岐阜市 30000 教具 100 家庭科教材の加工、役員の兼任あり

業績

指標 2022年3月期 2023年3月期 前期比(%)
売上高(千円) 13,197,890 12,750,469 -3.3
経常利益(千円) 1,216,545 1,126,891 -7.3
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 774,644 704,440 -9.0
純資産額(千円) 13,829,611 14,295,706 +3.4

各指標の増減について

売上高と利益率の減少は、教育市場の変動とデジタル教材の普及が影響しています。また、純資産の増加は効果的なコスト管理と経費削減が寄与しました。

リスクについて

少子化の進行に伴い市場規模の縮小が懸念されます。また、デジタル教材の普及により従来の出版物の市場シェアが減少するリスクがあります。

主力商品である出版物は、日本の教育・文化の安定的向上のために、独占禁止法の再販売価格維持制度の対象となっていますが、この制度が廃止された場合、業績への大きな影響が予想されます。

まとめ

当社の業績は教育市場の変動とデジタル化の影響を受けていますが、コスト管理と経費削減が功を奏し、純資産は増加しています。

今後、デジタル教材の開発と市場拡大を図り、少子化に対応した新しいビジネスモデルの構築が重要となります。アナリストとしては、現状の業績を踏まえつつ、将来の成長性にも期待が持てると評価します。


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