2023-06-23有価証券報告書 株式会社岩手銀行

企業概要

本記事では、企業の有価証券報告書の主要な部分を解説していきます。この報告書は企業の経営状況や財務状況を明らかにし、投資家にとって重要な情報源となります。以下の節では企業の概要、事業内容、従業員の状況、業績、およびリスクについて詳述します。

各事業の内容と状況

当社は、銀行業を中心にリース業務、クレジットカード業務、および信用保証業務などの金融サービスを展開しています。

• 銀行業: 全国に展開する本支店および出張所で、預金業務や貸出業務などを行っています。
• リース業: 連結子会社によるリース業務。
• クレジットカード業・信用保証業: 多様なクレジットカードおよび信用保証業務を提供。
• その他: コンサルティング業務や地域商社業務。

従業員について

セグメントの名称	銀行業	リース業	クレジットカード業・信用保証業	その他	合計
従業員数(人)	1310	18	32	31	1391
平均年齢(歳)	39.8	–	–	–	39.8
平均勤続年数(年)	16.7	–	–	–	16.7
平均年間給与(千円)	6332	–	–	–	6332

関連企業

当社にはいくつかの関連企業があります。主要企業は以下の通りです。

• いわぎんリース・データ株式会社（リース業務）
• 株式会社いわぎんディーシーカード（クレジットカード業務）
• 株式会社いわぎんクレジットサービス（信用保証業務）
• いわぎんリサーチ＆コンサルティング株式会社（コンサルティング業務）
• ｍａｎｏｒｄａいわて株式会社（地域商社業務）

業績

年度	連結経常収益	連結経常利益	親会社株主に帰属する当期純利益	連結包括利益
2018年度	48520	6329	4186	△1,221
2019年度	45244	5320	3784	△11,286
2020年度	45318	6156	2896	15271
2021年度	44279	7768	4126	△6,577
2022年度	47591	6457	5381	△6,735

各指標の増減について

以下は各指標の増減の理由や要因についての分析です。

• 連結経常収益: 2022年度には47591百万円となり、前年に比べて33億12百万円の増加となりました。
• 連結経常利益: 前期比13億11百万円減少して6457百万円となりました。
• 親会社株主に帰属する当期純利益: 前期に比べて12億55百万円増加し、5381百万円となりました。
• 連結包括利益: 連結包括利益は△6,735百万円で、前年同様マイナスを記録していました。

リスクについて

当社を取り巻く主なリスクには以下のものがあります。

• 市場リスク: 金利変動や為替変動が業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
• 信用リスク: 融資先の経営悪化に伴う不良債権の増加。
• 流動性リスク: 資金繰りがつかなくなるリスクや市場の混乱による取引困難。
• オペレーショナルリスク: システム障害や法務リスク、風評リスクなど多岐にわたる。

まとめ

当社の業績や財務状況は概ね安定しているものの、一部の数値では前年に比して減少している項目も見られました。経営指標やリスクについても、今後注視が必要でしょう。しかし、今後の見通しについては全体的には好調であり、経営戦略の強化によってさらに成長する見込みが立っています。