2023-06-23有価証券報告書 株式会社山陰合同銀行

企業名 株式会社山陰合同銀行
URL https://www.gogin.co.jp/index.html
業種 銀行業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 20705.0
所在地 松江市魚町10番地






有価証券報告書 解説


企業概要

当行グループは銀行業を中心に、リース業務や信用保証業務などの金融サービスを展開しています。拠点は日本国内ですが、広域地方銀行として山陽地域や関西圏にも展開を広げています。

各事業の内容と状況

当行グループは主に銀行業、リース業、その他の金融サービスを提供しています。

  • 銀行業:預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託などを行っています。
  • リース業:ごうぎんリース株式会社が主にリース業務を行っています。
  • その他:信用保証業務や不動産賃貸業務等を行っています。

従業員について

従業員数 (2023年3月31日現在) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
1,785 [706] 41.6 18.3 6,703

従業員には嘱託や臨時従業員は含まれておりません。従業員組合も存在し、特記すべき事項はありません。

関連企業

  • 松江不動産株式会社(不動産賃貸業務)
  • ごうぎんリース株式会社(リース業務)
  • 株式会社ごうぎんキャリアデザイン(人材サービス)
  • 山陰債権回収株式会社(債権回収業務)

業績


2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
連結経常収益 (百万円) 97,833 90,352 89,178 95,111 112,683
連結経常利益 (百万円) 19,294 16,256 14,439 20,791 21,722
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 13,205 10,467 9,679 14,485 15,463
連結包括利益 (百万円) 14,251 △6,545 21,365 △23,125 △32,798

各指標の増減について

2022年度は、国内外の金利上昇による国債や外国証券の売却活動がありました。その結果として経常収益は大幅に増加しましたが、一方で包括利益はマイナスとなりました。

リスクについて

当行の主なリスクとして以下が挙げられます:

  • 営業戦略の奏功リスク:海外経済状況や国内他業種との競争激化による影響。
  • 特定地域の経済動向リスク:山陰地域の経済に強く影響を受ける可能性があります。
  • 感染症の流行リスク:新型コロナウイルス等の影響で営業活動や取引先への影響が懸念されます。
  • 市場リスク:金利、株価、為替の変動による影響があります。
  • オペレーショナル・リスク:システム障害やサイバー攻撃への対策が重要です。

まとめ

全体として、当行グループの2022年度の業績は好調であり、特に経常収益と経常利益が大きく増加しました。一方で包括利益はマイナスとなっていますが、これは主に市場動向に起因するものです。地域経済への強い依存や感染症リスクなど、特定のリスク要素を抱えつつも、全体の業績は安定しています。将来的に強化すべきはデジタル化とサステナビリティ関連の取り組みです。


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