| 企業名 | 株式会社ファルコホールディングス |
|---|---|
| URL | https://www.falco-hd.co.jp/ |
| 業種 | サービス業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 3371.0 |
| 所在地 | 京都市左京区聖護院蓮華蔵町４４番地３ |
企業概要
当社グループは、当社及び連結子会社5社で構成され、臨床検査事業および調剤薬局事業を行っています。臨床検査事業では、各地の病院および診療所等から臨床検体検査等を受託し、医療情報システムの開発販売も手掛けています。調剤薬局事業では、調剤薬局の運営を行っています。
各事業の内容と状況
臨床検査事業：各地の病院や診療所からの臨床検体検査を受託し、体外診断用医薬品の製造販売や医療情報システムの開発販売も行っています。COVID-19関連検査の減少が影響しましたが、ゲノム事業やICT事業の成長が見込まれています。
調剤薬局事業：主にかかりつけ薬局の運営を行っており、地域医療との連携を進めています。COVID-19の影響により減少していた処方箋応需枚数はほぼ回復しましたが、薬価改定の影響で売上は若干減少しました。
従業員について
連結会社の状況
| セグメントの名称 | 従業員数（人） | 平均臨時雇用者数 |
|---|---|---|
| 臨床検査事業 | 736 | 1,187 |
| 調剤薬局事業 | 402 | 174 |
| 全社（共通） | 21 | 0 |
| 合計 | 1,159 | 1,361 |
提出会社の状況
| 従業員数（人） | 平均年齢（才） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（円） |
|---|---|---|---|
| 4 | 53.3 | 32.7 | 7,864,293 |
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金（百万円） | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合（％） | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| ㈱ファルコバイオシステムズ | 京都市 左京区 | 98 | 臨床検体検査受託業務、体外診断用医薬品の製造販売 | 100 | 業務受託、資金の貸付、債務保証、役員の兼任 |
| ㈱アテスト | 京都府 宇治市 | 50 | 体外診断用医薬品の販売業務 | 100 | 業務受託、資金の貸付、債務保証 |
| ㈱ファルコファーマシーズ | 京都市 左京区 | 45 | 処方箋調剤業務 | 100 | 業務受託、資金の借入、役員の兼任 |
| チューリップ調剤㈱ | 富山県 富山市 | 453 | 処方箋調剤業務 | 100 | 業務受託、資金の借入、役員の兼任 |
| ㈱メディサージュ | 大阪市中央区 | 5 | 医療情報システムの開発・販売業務、管理業務の受託 | 100 | 業務委託、資金の貸付、債務保証、役員の兼任 |
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上高（百万円） | 経常利益（百万円） | 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 純資産額（百万円） |
|---|---|---|---|---|---|
| 第32期 | 平成31年３月 | 44,156 | 1,632 | 653 | 19,014 |
| 第33期 | 令和２年３月 | 43,185 | 941 | 1,243 | 18,893 |
| 第34期 | 令和３年３月 | 43,608 | 2,853 | 1,853 | 20,485 |
| 第35期 | 令和４年３月 | 50,007 | 5,809 | 3,533 | 23,478 |
| 第36期 | 令和５年３月 | 46,913 | 3,310 | 2,261 | 26,591 |
各指標の増減について
- 売上高：前年同期比 -6.2%
- 経常利益：前年同期比 -43.0%
- 親会社株主に帰属する当期純利益：前年同期比 -36.0%
- 純資産額：前年同期比 +13.3%
リスクについて
- 臨床検査事業の法的規制：法令違反に対する営業停止や取消リスク。
- 調剤薬局事業の法的規制：営業停止や取消リスク。
- 診療報酬点数の改定：報酬引き下げによる業績への影響。
- 薬価および調剤報酬の改定：報酬引き下げの可能性。
- 検査過誤および調剤過誤：訴訟や賠償リスク。
- 情報保護：情報漏洩リスク。
- 自然災害や事故：事業活動の停止リスク。
- COVID-19の影響：関連検査の減少リスク。
まとめ
当社グループは、臨床検査事業および調剤薬局事業において、COVID-19関連検査の減少などの影響を受けつつも、新たな収益基盤の確立やICT事業の成長に注力しています。現状では、売上高や利益は減少傾向にありますが、今後のゲノム事業やICT事業の展望に期待が持てます。一方で、法的規制や診療報酬の改定などのリスクも存在するため、投資家はこれらに注意する必要があります。
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