| 企業名 | 株式会社 ヨータイ |
|---|---|
| URL | https://www.yotai.co.jp/ |
| 業種 | ガラス・土石製品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 2654.0 |
| 所在地 | 貝塚市二色中町８番１号 |
企業概要
当社グループは、耐火物等の製造販売を主な事業としています。これらの耐火物は鉄鋼、ガラス、化学など高温工業で使用される不可欠な基礎資材です。また、需要に応じた築炉工事（エンジニアリング）も行っています。当社グループは構成する2社の一つである連結子会社「営口新窯耐耐火材料有限公司」を擁し、鉄鋼メーカー向けの高度なエンジニアリング技術と製品を提供しています。
各事業の内容と状況
当社の事業は主に二つのセグメントから成ります:
- 耐火物等事業: 鉄鋼用やガラス用などの各種耐火れんがや不定形耐火物を製造販売しています。高い品質と専門技術により、主に鉄鋼メーカーからの需要が増えています。
- エンジニアリング事業: 耐火物を使用する工業用窯炉や環境設備等の設計・施工を行い、メンテナンス工事も請け負っています。受注件数が増加し、高い稼働率を維持しています。
従業員について
2023年3月31日現在の従業員数は以下の通りです:
| セグメントの名称 | 従業員数（人） | 臨時従業員数（人） |
|---|---|---|
| 耐火物等 | 464 | 61 |
| エンジニアリング | 37 | 9 |
| 全社（共通） | 77 | 4 |
平均年齢は40.25歳、平均勤続年数は13.41年、平均年間給与は6,306,540円です。
関連企業
当社の連結子会社は「営口新窯耐耐火材料有限公司」（中国遼寧省大石橋市）です。主要な事業内容は耐火物等の製造販売で、議決権の100%を所有しています。
業績
| 回次 | 第121期 | 第122期 | 第123期 | 第124期 | 第125期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
| 売上高（百万円） | 27,875 | 26,654 | 23,554 | 25,912 | 28,250 / 9.0% |
| 経常利益（百万円） | 5,224 | 4,134 | 3,021 | 4,123 | 4,143 / 0.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 3,610 | 2,794 | 1,845 | 2,966 | 2,971 / 0.2% |
| 純資産額（百万円） | 25,104 | 27,234 | 29,032 | 30,109 | 31,065 / 3.2% |
各指標の増減について
2023年3月期の各指標は総じて増加しており、売上高、経常利益、純利益のすべてが増加しました。特に、鉄鋼メーカー向けの需要増加が主な要因として挙げられます。製造コストの上昇を販売価格への転嫁や効率化で相殺し、安定した収益性を維持しています。
リスクについて
当社の主なリスクとして以下が挙げられます：
- 経済状況: 耐火物の需要が経済動向に大きく依存しており、経済低迷時には需要が減少する可能性があります。
- 原材料価格: 原材料価格の変動が業績に影響を与える可能性があります。多様な調達ルートを確保し、リスク分散を図っています。
- 価格競争: 競合他社による低価格競争が生じる可能性があります。製品の品質向上とコスト削減により対抗しています。
- 自然災害: 地震や台風などの自然災害に備え、リスク管理とBCP（事業継続計画）を推進しています。
まとめ
当社は耐火物製造分野での専門技術と高品質な製品提供により、業績は安定して成長しています。特に、鉄鋼メーカー向けの需要増加が今期の売上高、純利益の増加に寄与しました。リスク管理にも注力しており、価格競争や原材料供給リスクにも対応しています。総合的に見て、当社の現状と見通しは好調と言えます。投資候補としても魅力的な企業です。
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