2023-06-23有価証券報告書 ジャパンフーズ株式会社

企業概要

当社は、清涼飲料や業務用飲料等の受託製造を手掛ける企業であり、国内外で事業を展開しています。主要な事業として清涼飲料の受託製造があります。また、水宅配サービスやウォーターサーバーメンテナンスといった関連事業も行っています。

各事業の内容と状況

当社グループは以下の3つの事業を展開しています。

• 国内飲料受託製造事業：日本国内での飲料の受託製造。
• 海外飲料受託製造事業：中国での飲料の受託製造。
• その他の事業：水宅配サービスやウォーターサーバーメンテナンス。

直近の年度では、国内では猛暑の影響で市場が好調でしたが、価格改定の影響もありました。海外でも新型コロナウイルスの影響が続いています。

従業員について

平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は16.8年、平均年間給与は5,041,687円です。

関連企業

• ジャパンフーズ株式会社 (100%出資)
• 東洋飲料(常熟)有限公司 (持分法適用関連会社, 24.9%所有)
• ＪＦウォーターサービス株式会社 (連結子会社, 100%出資)
• 株式会社ウォーターネット (持分法適用関連会社, 34%所有)

業績

各指標の増減について

2023年度の売上高は前年同期比で5.3%増加、経常利益は黒字転換して315,089千円となりました。ただし、純利益は前年同期比で30.8%減少しました。主な要因はエネルギーコストの上昇と価格改定の影響によるものです。

リスクについて

当社が直面する主要なリスクは以下の通りです。

• 製造コストの上昇リスク: エネルギーや燃料価格の変動。
• 固定資産の減損リスク: 市場価値やキャッシュ・フローの変動。
• 製品の品質・安全性に関するリスク: ISO 9001やFSSC 22000の標準を維持。
• 人材の確保・育成に関するリスク: 優秀な人材の確保が必要。
• 為替変動に関するリスク: 海外関連会社への影響。

まとめ

当社は近年の業績改善に成功しており、特に2023年度には売上高の増加と経常利益の黒字転換を達成しました。短期的にはエネルギーコストの上昇など課題もありますが、中長期的には自己資本比率の向上やROEの改善を目指し、財務体質の強化に注力しています。現状としては好調ではあるが、一部のリスクへの対応は引き続き重要です。