2023-06-22有価証券報告書 株式会社リンコーコーポレーション

企業名 株式会社リンコーコーポレーション
URL https://www.rinko.co.jp/
業種 倉庫・運輸関連業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1950.0
所在地 新潟市中央区万代五丁目11番30号





有価証券報告書の解説記事


企業概要

当社企業グループ(当社及び子会社3社、関連会社1社)は、主に運輸業、倉庫業、不動産業、ホテル業などの多角的事業を展開しています。主要事業拠点は新潟港で、地域社会に根ざした物流サービスを提供しながら、経営の安定化と持続的な成長を目指しています。

各事業の内容と状況

運輸部門: 新潟港を中心に、港湾運送、通運、倉庫、貨物自動車運送といった物流サービスを提供しています。コンテナ貨物の取扱量が増加し、効率的な作業体制が確立されています。

不動産部門: 保有する不動産の賃貸や販売を行い、収益の安定化を図っていますが、最近の減収や減益が課題です。

ホテル事業部門: 主に新潟市内でのホテル、宴会、レストランなどの運営を行っており、施設の利用率が回復傾向にあります。

関連事業部門: 機械整備販売、保険代理店業、木材リサイクル、産業廃棄物処理、商品販売など多岐にわたる事業を展開しています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 臨時雇用者数(名)
運輸部門 400 (14)
不動産部門 5 (-)
ホテル事業部門 119 (27)
関連事業部門 41 (-)
全社(共通) 33 (-)
合計 598 (41)

関連企業

リンコー運輸株式会社: 運輸部門の一環で、鉄道貨物の取扱を行う。

株式会社ホテル新潟: ホテル業として新潟市内でのホテル運営。

リンコー港運倉庫株式会社: 港湾運送と倉庫業務を担う。

業績

項目 第158期 第159期 第160期 第161期 第162期
売上高(百万円) 17625 16803 14196 12694 13442 (+5.9%)
経常利益(百万円)又は経常損失(△) 794 521 △308 376 428 (+13.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)又は当期純損失(△) 567 99 △1565 455 683 (+50.1%)

各指標の増減について

売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ前連結会計年度比で増加しています。コンテナ貨物取扱量の増加や経費削減の実施、再編に伴うシナジー効果が主な要因です。

リスクについて

以下のリスクについて、特に注目する必要があります:

  • 労働災害リスク: 現場作業が主であるため、労働災害の発生は直接的な経済損失やイメージダウンにつながります。
  • 人材確保リスク: 少子高齢化による労働力不足が課題です。
  • 事業環境リスク: 国際経済の変動やエネルギー価格の上昇など、外部環境の影響があります。

まとめ

総合的に見て、当社の業績は回復傾向にあります。運輸部門とホテル事業部門の収益の増加が好材料です。特に、再生可能エネルギーなど新たな事業分野への進出も期待できます。一方で、労働災害リスクや人材確保リスク、事業環境リスクには引き続き注視する必要があります。

全体としては、現状は好調ですが、長期的な視野での投資判断が必要です。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。