2023-06-22有価証券報告書 株式会社 新潟放送

企業名 株式会社BSNメディアホールディングス
URL https://www.ohbsn.com/corporate/profile/
業種 情報・通信業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 300.0
所在地 新潟市中央区川岸町三丁目18番地






有価証券報告書の解説


企業概要

本記事では、新潟放送(BSNメディアホールディングス)の有価証券報告書を基に、同社の現状、業績およびリスクについて解説します。投資家初心者にも分かりやすく解説を行います。

各事業の内容と状況

新潟放送は、放送事業、システム関連事業、建物サービス事業を展開しています。以下に各事業の現状と見通しを解説します。

放送事業

主にラジオとテレビの放送業務を行う事業です。地域に密着し、コンテンツ制作を通じて社会に貢献しています。当期は新型コロナウイルスの影響が緩和され、イベント関連の収入が好調でしたが、広告収入は伸び悩んでいます。

システム関連事業

ITソリューションやシステムインテグレーションを提供する事業です。制度改正や法改正案件を順調に受注し、売上・利益ともに前期を上回る結果となりました。

建物サービス事業

主に建物管理・不動産業務を行っています。新たな収益物件の取得や大型案件の受注で増収となりましたが、資材高騰の影響で利益面では苦戦しました。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 臨時従業員数(名)
放送事業 128 6
システム関連事業 962 102
建物サービスその他事業 113 16
合計 1203 124

従業員について、全体の増加は主に新たに連結子会社に含まれた株式会社エム・エス・シーの影響によるものです。

関連企業

関連企業としては、BSNアイネット(システム関連事業を担当)、ビーアイテック、ITスクエア、エム・エス・シーなどがあり、それぞれの会社がシステム関連事業や建物サービスなどの業務を担当しています。

業績

指標 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 前期比(%)
売上高(千円) 20,872,795 22,565,503 21,308,676 21,051,059 23,120,244 +9.8%
経常利益(千円) 1,069,516 1,594,585 1,262,399 1,441,675 1,852,135 +28.5%
当期純利益(千円) 628,387 712,974 668,301 818,306 958,373 +17.1%
総資産額(千円) 24,392,927 24,094,788 25,257,797 26,295,972 27,762,397 +5.6%

各指標の増減について

売上高が前期比で9.8%増となり、システム関連事業の子会社追加が主な要因です。経常利益および当期純利益もそれぞれ28.5%、17.1%の増加を見せており、全体的に好調な業績を示しています。

リスクについて

1. 広告手法の構造的変化によるリスク:広告収入が国内景気と強く連動しており、広告主企業の業績に依存しています。

2. メディア間の競争によるリスク:インターネット広告の普及に伴う競争が厳しくなっています。

3. 法的規制変更による影響:放送法や電波法の規制に変更があった場合、業績に影響を与える可能性があります。

4. 自然災害やパンデミックに対する影響:自然災害や新型コロナウイルスなどの影響は完全に避けられないリスクです。

5. 情報セキュリティのリスク:情報漏洩やサイバー攻撃に対する危険性があります。

まとめ

新潟放送(BSNメディアホールディングス)の業績は全体的に好調であり、特にシステム関連事業の成長が顕著です。しかし、広告市場の変動やメディア間の競争など、外部リスクも存在します。今後の成長の鍵は、デジタル化推進と新規事業の創出にあると考えられます。


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No.1 株式会社BSNメディアホールディングス
No.2 中部日本放送株式会社
No.3 日本BS放送株式会社
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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。