2023-06-22有価証券報告書 東洋精糖株式会社

企業名 東洋精糖株式会社
URL https://www.toyosugar.co.jp/
業種 食料品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2904.0
所在地 中央区日本橋小網町18番20号





有価証券報告書解説


企業概要

当社グループは、当社、連結子会社1社、持分法適用関連会社1社及びその他の関係会社で構成され、主に精製糖、食品飲料素材及び化粧品素材の製造・販売を行っています。

各事業の内容と状況

砂糖事業

当社は精製糖の製造・販売を行い、その原料を丸紅株式会社から仕入れ、製造は持分法適用関連会社の太平洋製糖株式会社に委託、販売は丸紅食料株式会社を通じて行っています。

機能素材事業

主要な製品は酵素処理ルチン、酵素処理ヘスペリジン、ステビア甘味料などで、主に連結子会社のトーハン株式会社が販売を行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数 臨時雇用者数
砂糖事業 22 (0)
機能素材事業 25 (4)
全社(共通) 25 (1)
合計 72 (5)

従業員数は合計で72名、平均年齢は44.5歳、平均年間給与は7492千円です。

関連企業

主な関連企業は、連結子会社のトーハン株式会社、持分法適用関連会社の太平洋製糖株式会社及びその他の関係会社の丸紅株式会社です。

業績

年度 第95期 第96期 第97期 第98期 第99期
売上高 (百万円) 13,677 13,515 12,908 13,403 15,131
経常利益 (百万円) 1,035 1,057 908 723 551
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 727 758 295 514 459
包括利益 (百万円) 761 708 350 513 457
自己資本比率 (%) 77.0 80.7 84.2 83.3 84.4
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 1,479 685 631 658 135

各指標の増減について

第99期の売上高は前期比12.9%増の15,131百万円となりました。一方、経常利益は前期比23.7%減の551百万円です。これには、ニューヨーク粗糖先物相場の上昇や円安影響による原料輸入価格の上昇などが影響しています。

リスクについて

1. 農業政策の変更リスク: 砂糖事業が糖価調整制度に依存しており、法律改廃の可能性がリスクとなります。

2. 生産拠点集中リスク: 生産拠点の操業中断が短期的には在庫で対応可能ですが、長期化すると経営に重大な影響を及ぼします。

3. 原料及び製品価格の変動リスク: 国際相場変動により原料や製品価格が不安定になる可能性があります。

まとめ

当社グループは、砂糖事業と機能素材事業を核としており、直近の業績は売上高が大幅に増加したものの、原料価格の上昇等により利益が減少しました。今後の見通しとしては、消費回復や新規市場の拡大に期待しつつも、リスク管理を徹底する必要があります。現状と見通しから判断すると、業績は回復基調ではあるものの注意が必要な状況です。


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