2023-06-22有価証券報告書 日本ケミファ株式会社

企業名 日本ケミファ株式会社
URL https://www.chemiphar.co.jp/
業種 医薬品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 4304.0
所在地 千代田区岩本町二丁目2番3号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、連結財務諸表提出会社と連結子会社4社および関連会社1社の6社で構成され、医療用医薬品を中核とした医療・健康・美容関連事業を行っています。

各事業の内容と状況

  • 医薬品事業: 医療用医薬品の製造・販売を主に行います。関連会社には、日本薬品工業株式会社、Nippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd.、ジャパンソファルシム株式会社が含まれます。
  • その他の事業: 安全性試験の受託やヘルスケア事業、不動産賃貸事業を行います。関連会社には、株式会社化合物安全性研究所、シャプロ株式会社が含まれます。

従業員について

2023年3月31日現在、連結会社の従業員状況は次のとおりです。

セグメントの名称 従業員数(名) 従業員数(名)
医薬品事業 768 (136)
その他 67 (30)
全社(共通) 37 (5)
合計 872 (171)

関連企業

名称 住所 資本金 主要な事業内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
日本薬品工業株式会社 東京都千代田区 百万円160 医薬品の製造販売 100.0 製商品の購入及び販売、製品の加工
株式会社化合物安全性研究所 北海道札幌市清田区 百万円250 安全性試験の受託等 100.0 医薬品等の安全性試験の委託、役員の兼任 2名
Nippon Chemiphar Vietnam Co., Ltd. ベトナム ビンズン省 千US$13,500 医薬品の製造 100.0 なし
シャプロ株式会社 東京都千代田区 百万円120 健康・美容関連事業 100.0 なし
ジャパンソファルシム株式会社 東京都千代田区 百万円10 医薬品仕入・販売 6.1 商品・原料の購入、役員の兼任 1名

業績

決算年月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 (百万円) 34,182 31,756 31,541 32,506 31,559
経常利益 (百万円) 1,512 307 582 1,022 58 -94.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 881 436 495 700 339 -51.6%
包括利益 (百万円) 735 -112 812 611 216 -64.7%
純資産額 (百万円) 17,863 17,392 18,014 18,501 18,534
総資産額 (百万円) 46,926 45,862 47,124 49,453 48,571
1株当たり純資産額 (円) 4,963.24 4,830.92 5,006.49 5,119.99 5,130.65
1株当たり当期純利益金額 (円) 245.11 121.42 137.75 194.33 94.07
自己資本比率 (%) 38.0 37.9 38.2 37.4 38.1
自己資本利益率 (%) 5.0 2.5 2.8 3.8 1.8
株価収益率 (倍) 11.9 20.4 19.1 10.7 19.5
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 2,196 1,394 1,503 1,801 -916 -150.8%
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) -960 326 -1,024 35 -394 -1,225.7%
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 110 -961 29 -793 144 -118.2%
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 9,254 10,000 10,505 11,645 10,529
従業員数 (名) 846 807 760 809 872

各指標の増減について

当期の連結経常利益は58百万円と前期比94.3%減少しました。この大幅な減少は、2022年12月に製造工程上の確認事項により一部製品の出荷が停止した影響や、人員確保が計画通り進まなかったことなどが主な要因です。また、営業活動によるキャッシュ・フローも916百万円のマイナスとなり、資金面でも苦戦しました。

リスクについて

当社グループが直面するリスクとしては以下の点が挙げられます。

  • 薬価制度・医療保険制度の変更リスク: 薬価の引き下げや医療保険制度の見直しによる原価率の上昇。
  • 原材料・商品の調達リスク: 天災や規制、製造トラブルによる原材料・商品の調達困難。
  • 品質に関するリスク: 各製造委託先での品質問題や製品の回収リスク。

まとめ

当期の業績は厳しい状況が続き、売上高、経常利益ともに前年同期比で減少しました。しかしながら、当社グループは引き続きジェネリック医薬品の品質向上と安定供給に注力しており、生産性の向上にも努めています。また、アルカリ化療法剤や新薬開発にも注力しており、将来の成長が期待されます。

これらの取り組みを踏まえ、当社の現状と見通しはやや横ばいながらも、長期的には改善の余地があると評価しています。


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