2023-06-22有価証券報告書 リンテック株式会社

企業名 リンテック株式会社
URL https://www.lintec.co.jp/
業種 その他製品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 23355.0
所在地 板橋区本町23番23号






有価証券報告書解説


企業概要

当社グループは、当社、子会社45社、関連会社3社、その他の関係会社1社およびその他の関係会社の子会社1社で構成され、「印刷材・産業工材関連」、「電子・光学関連」、「洋紙・加工材関連」の各事業に関する製品の製造・加工・販売を主な内容とし、さらに各事業に関連する物流および原材料・製品・技術の供給等の事業展開をしております。

各事業の内容と状況

印刷材・産業工材関連

当事業では、シール・ラベル用粘着製品、ラベリングマシン、自動車用粘着製品、工業用粘着テープ、ウインドーフィルム、屋外看板・広告用フィルム、内装用化粧フィルムなどの製造・販売を行っています。主要な関係会社は以下の通りです。

国内 海外
リンテックコマース株式会社
リンテックサインシステム株式会社
湘南リンテック加工株式会社
MADICO, INC.など
PT. LINTEC JAKARTA
LINTEC SINGAPORE PRIVATE LIMITED
LINTEC PHILIPPINES (PEZA), INC.
LINTEC (THAILAND) CO., LTD.など

電子・光学関連

当事業では、半導体関連粘着テープ、半導体関連装置、積層セラミックコンデンサ関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着製品などの製造・販売を行っています。主要な関係会社は以下の通りです。

国内 海外
LINTEC OF AMERICA, INC.
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(EUROPE)GMBHなど
LINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA), INC.
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(KOREA), INC.
LINTEC SINGAPORE PRIVATE LIMITEDなど

洋紙・加工材関連

当事業では、カラー封筒用紙、色画用紙、特殊機能紙、高級印刷用紙、建材用紙、粘着製品用剥離紙、光学関連製品用剥離フィルム、合成皮革用工程紙、炭素繊維複合材料用工程紙などの製造・販売を行っています。主要な関係会社は以下の通りです。

国内 海外
湘南リンテック加工株式会社 琳得科(蘇州)科技有限公司
LINTEC (THAILAND) CO., LTD.

従業員について

連結会社の状況

セグメントの名称 従業員数(名)
印刷材・産業工材関連 2858
電子・光学関連 1561
洋紙・加工材関連 888
全社(共通) 111
合計 5418

提出会社の状況

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
2509 41.7 19.2 6,644,903

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。


名称 住所 資本金 主要な事業の内容 所持割合(%)
リンテックコマース 株式会社 東京都台東区 400百万円 印刷材・産業工材関連 100.0
LINTEC USA HOLDING, INC. アメリカ オハイオ州 USD 100 地域統括会社 100.0

業績

主要な損益情報等 当期 前期比 (%)
売上高 284,603百万円 +10.8
経常利益 15,151百万円 -31.3
当期純利益 11,512百万円 -30.8
純資産額 227,150百万円 +7.7
総資産額 304,881百万円 +0.7

各指標の増減について

売上高については米国子会社での買収効果や円安影響も加わり前期比10.8%増の284,603百万円となりました。しかし利益面では徹底したコスト削減やお客様の理解を得ながら価格改定に取り組んだものの、原燃料価格の大幅な上昇や受注減少による生産設備の稼働率低下に伴う操業損失が増加したこともあり、経常利益および当期純利益はそれぞれ前期比31.3%減、30.8%減と減少しました。

リスクについて

当社グループは以下のリスクを認識しています。

  • 経済情勢、市場環境の変動リスク:少子高齢化や市場縮小の進行。
  • 販売価格の変動リスク:厳しい競合市場での販売単価維持の難しさ。
  • 原材料等価格の変動リスク:パルプや石化製品などの価格変動。
  • 海外事業展開リスク:テロ、政変、為替リスクなど。
  • 新製品開発リスク:研究開発が必ずしも成功するとは限らない。
  • 知的財産権のリスク:保護が完全でないケース。
  • 重要な訴訟リスク:訴訟の可能性とその影響。
  • 法規制リスク:各国の法規制の遵守。

まとめ

当社グループは、印刷材・産業工材関連、電子・光学関連、洋紙・加工材関連の多岐にわたる事業を展開しており、米国子会社での買収効果や円安影響も加わり、売上高は前期比増加しましたが、原燃料価格の大幅な上昇や受注減少の影響を受け、利益は減少しました。リスク管理や新製品開発、環境負荷低減に向けた取り組みを強化しながら、持続的な成長を目指しています。


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