| 企業名 | キッセイ薬品工業株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.kissei.co.jp/ |
| 業種 | 医薬品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 24356.0 |
| 所在地 | 松本市芳野１９番４８号 |
企業概要
この企業は「輪と和を通じて、より大きく社会に貢献する」という理念を掲げ、医薬品の製造販売を主事業とし、関連する情報サービスや建設請負業なども展開しています。国内外に複数の子会社が存在し、各社が協力して事業を進めています。
各事業の内容と状況
この企業の主な事業は以下のとおりです：
- 医薬品事業: 研究開発した医薬品の製造販売。新薬の研究開発活動も活発に行い、高品質な医薬品を提供しています。
- 物品販売事業: 資材や包装資材の販売、さらにヘルスケア食品の販売を行っています。
- 情報サービス事業: コンピュータシステムの設計・開発、情報処理業務、ネットワーク構築などのサービスを提供しています。
- 建設請負事業: 各種建設工事や設備管理業務を行っています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数(名) | 従業員数(名) |
|---|---|---|
| 医薬品事業 | 1359 | (135) |
| 物品販売事業 | 36 | (19) |
| 情報サービス事業 | 333 | (22) |
| 建設請負事業 | 67 | (22) |
| 合計 | 1795 | (198) |
※数字は就業人員であり、パート及び嘱託職員は（ ）内に年間の平均人員を示しています。
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業 | 議決権の所有割合 | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| キッセイ商事株式会社 | 長野県松本市 | 50 百万円 | 物品販売事業 | 100.0% | 資材・設備等の購入、建物の賃貸 |
| キッセイコムテック株式会社 | 長野県松本市 | 334 百万円 | 情報サービス事業 | 83.0% | システム開発・情報処理業務の委託、建物の賃貸・土地の賃借 |
| ハシバテクノス株式会社 | 長野県松本市 | 45 百万円 | 建設請負事業 | 100.0% | 建設工事・施設管理業務の委託、事務所の賃借 |
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上高 (百万円) | 経常利益 (百万円) | 親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) | 包括利益 (百万円) | 純資産額 (百万円) | 総資産額 (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第74期 | 2019年3月 | 72,297 | 7,169 | 5,481 | 8,903 | 182,707 | 213,522 |
| 第75期 | 2020年3月 | 63,234 | 2,429 | 2,817 | 12,646 | 192,970 | 231,794 |
| 第76期 | 2021年3月 | 69,044 | 3,476 | 5,285 | 30,762 | 219,953 | 268,861 |
| 第77期 | 2022年3月 | 65,381 | 562 | 12,921 | △13,764 | 202,180 | 238,087 |
| 第78期 | 2023年3月 | 67,493 | 598 | 10,528 | △4,229 | 194,814 | 221,200 |
各指標の増減について
2023年3月期の売上高は67,493百万円で、前期比3.2%の増加を記録しました（+3.2%）。しかし経常利益は598百万円で前期比 -36% の減少となりました。当期純利益も10,528百万円で、前期比 -18.5% の減少です。一方、純資産額は194,814百万円で、自己資本比率は87.7%に達しました。
リスクについて
この企業には以下のようなリスクがあります：
- 研究開発リスク: 新薬の開発には多額な費用と長い期間が必要であり、予想通りの結果を得られない場合があります。
- 行政動向リスク: 薬価改定や保険制度変更の影響を受ける可能性があります。
- 競合リスク: 他社製品との競合やジェネリック医薬品の発売に伴う価格競争があります。
- 副作用リスク: 新たな副作用が発見された場合、販売中止や使用制限の可能性があります。
- 品質リスク: 品質問題が発生した場合、製品回収や企業イメージの低下が起こる可能性があります。
まとめ
まとめると、この企業は医薬品業界において強固な基盤を持ちながらも、研究開発や市場競争の激化、行政動向によるリスクに直面しています。2023年3月期の業績は増収ながら、経常利益や当期純利益は減少しました。今後も新製品の開発と市場導入を積極的に行い、研究開発への投資を続けることが必要です。現在のところ、業績はやや不調と言えますが、これらの挑戦を乗り越えることで今後の成長が期待されます。
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