2023-06-21有価証券報告書 株式会社日本触媒

企業名 株式会社日本触媒
URL https://www.shokubai.co.jp/ja/
業種 化学
決算日 3月31日
資本金(百万円) 25038.0
所在地 大阪市中央区高麗橋四丁目1番1号






有価証券報告書の解説


企業概要

この有価証券報告書は、日本触媒株式会社の内容を元にしています。この会社は化学品の製造と販売を行っており、その主な製品にはアクリル酸、高吸水性樹脂、特殊エステルなどがあります。国内外に複数の関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。

各事業の内容と状況

日本触媒株式会社は主に二つの事業セグメントから成り立っています。

  • マテリアルズ事業:
    アクリル酸、アクリル酸エステル、酸化エチレン、高吸水性樹脂などの製造販売を行っています。主な顧客としては、製紙業界や医療機器業界があります。また、バイオマス原料に基づく製品開発も行っています。
  • ソリューションズ事業:
    ヨード、シアン、電池材料、医薬中間原料などの製造販売を行います。特に電池材料の開発と拡充が積極的に行われています。

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
2443 38.8 16.0 7826
セグメント 従業員数(名)
マテリアルズ事業 1660
ソリューションズ事業 783
合計 2443

関連企業

日本触媒株式会社には、国内外に複数の関連企業があります。主な子会社には以下のようなものがあります:

  • 日宝化学株式会社: 電子情報材料などの製造販売
  • 日触物流株式会社: 主に日本触媒株式会社の製商品の運送
  • 東京ファインケミカル株式会社: 酸化エチレンなどの供給および粘接着剤用樹脂の製造販売

業績

項目 前年度 当年度 増減 増減率
売上収益 369,293 百万円 419,568 百万円 50,275 百万円 13.6%
営業利益 29,062 百万円 23,528 百万円 -5,533 百万円 -19.0%
税引前利益 33,675 百万円 26,175 百万円 -7,499 百万円 -22.3%
親会社の所有者に帰属する当期利益 23,720 百万円 19,392 百万円 -4,328 百万円 -18.2%

各指標の増減について

業績の増減要因には以下の要素があります:

  • 売上収益:原料価格の上昇や円安の進行により販売価格が上昇したことによる増収。
  • 営業利益:販売数量の減少および海上輸送費の高騰などにより減益。
  • 税引前利益:営業利益の減少および持分法による投資利益の減少による減益。
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益:税引前利益の減少による減益。

リスクについて

日本触媒株式会社には、以下のリスクがあります:

  • 原油・ナフサ価格の変動リスク:主要な原材料である原油やナフサの価格が急激に変動した場合、原料価格の上昇分を全て製品価格に転嫁できない可能性がある。
  • 為替リスク:為替レートの変動により、業績や財政状態に影響を与える可能性がある。
  • 法規制リスク:海外展開における現地の法規制変更や新たな法的責任の発生により、経営に影響を与える可能性がある。

まとめ

日本触媒株式会社の業績は、売上収益は増加しましたが、営業利益や税引前利益が減少しています。これは主に原料価格の上昇や販売費の増加によるものです。今後も原油価格の変動や為替レートの影響を受けるリスクがあるため、投資家はこれらの要素に注視する必要があります。


このHTMLコードは有価証券報告書の内容を初心者向けにわかりやすく解説しています。要素ごとにセグメント事業や従業員の状況、業績の数値、リスク、まとめを構成しており、全体的に見やすくなるよう意識しています。

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