企業名 | 株式会社フュートレック |
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URL | https://www.fuetrek.co.jp/ |
業種 | サービス業 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 100.0 |
所在地 | 大阪市淀川区西中島6丁目1-1新大阪プライムタワー18F |
有価証券報告書の解説記事
企業概要
当社グループは、音声認識技術やデジタルマーケティングソリューションなど、先端技術を活用したソリューションを提供しています。近年の事業区分変更に伴い、「音声認識事業」、「デジタルマーケティング事業」、「映像制作事業」、「その他事業」の4つのセグメントで運営されています。
各事業の内容と状況
音声認識事業
音声認識技術の開発及び製品販売、音声認識関連技術の開発を手掛けています。2023年期の業績としては、音声収録に関する受託業務の増加により売上が大きく増加しましたが、外注費の増加により利益への影響は限定的でした。
デジタルマーケティング事業
CRMシステムの開発及び販売を行っています。新商品「Visionary Cloud」に注力しており、2024年期のさらなる業績拡大を目指しています。
映像制作事業
テレビ番組や企業プロモーション用の映像制作および人材派遣を行っています。前年度比で売上は減少しましたが、重要なセグメントです。
その他事業
デジタル教科書などに関連するアプリ開発を行っています。利益率の高い受託案件を受注しており、今後も成長が期待されます。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | (外、平均臨時雇用者数) |
---|---|---|
音声認識事業 | 29 | (5) |
デジタルマーケティング事業 | 32 | (0) |
映像制作事業 | 14 | (2) |
その他事業 | 5 | (2) |
全社(共通) | 17 | (0) |
合計 | 97 | (10) |
平均年齢は45.9歳、平均勤続年数は9.2年、平均年間給与は6,325,690円です。また、管理職に占める女性の割合や育児休業取得率も重要な指標となっています。
関連企業
名称 | 住所 | 資本金 (百万円) | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合 (%) | 関係内容 |
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株式会社ATR-Trek | 大阪市 淀川区 | 60 | 音声認識・音声翻訳関連技術の開発 | 66.0 | ソフトウェア開発・使用権許諾契約 |
株式会社スーパーワン | 東京都 新宿区 | 25 | デジタル教科書及び教材に関連するアプリの受託開発 | 92.5 | アプリケーション設計開発委託、兼任役員有り |
メディアジャパン株式会社 | 名古屋市 中区 | 35 | テレビ番組やその他の映像制作 | 100.0 | 専属役員有り |
グローリー株式会社 | 兵庫県 姫路市 | 12,892 | 通貨処理機、情報処理機及び通貨端末機器の開発・製造・販売・メンテナンス | 40.5 | ソリューション創出と提供、兼任役員有り |
業績
指標 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 増減 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
売上高(千円) | 1,590,642 | 1,662,556 | +71,913 | +4.5% |
営業損益(千円) | 122,897 | -253,323 | -376,200 | – |
経常損益(千円) | 121,366 | -235,450 | -356,816 | – |
親会社株主に帰属する当期純損益(千円) | 133,273 | -663,938 | -797,212 | – |
各指標の増減について
売上高は4.5%増加しましたが、音声認識事業での外注費増加などの影響で、営業損益及び経常損益が大きく悪化しています。また、デジタルマーケティング事業での研究開発費の増加も利益率悪化の要因となっています。
リスクについて
当社グループ特有のリスクとして以下が挙げられます。
- 技術動向による影響: AI技術の急速な進歩により、競合他社との競争は激化しています。
- 技術・製品開発: 研究開発費用が高額になる場合や事業化に至らない場合には、経営成績に影響を与える可能性があります。
- 品質管理: ソフトウェアのバグや不具合が発生した場合には、顧客の事業に影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
当社グループは、音声認識技術及びデジタルマーケティング事業を中心に事業拡大を進めていますが、競争激化や外注費増加による利益率の低下が課題となっています。短期的にはこれらの課題に対処し、長期的には新技術や新商品開発による成長が期待されます。現状及び見通しを総合すると、成長の余地がありながらも注意が必要な状態と言えます。
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